内容説明
現代数学の核心に見出される生命の創造的な力。そして、そこからさらに非生命までをも包含する自然・宇宙の次元へ―。いまふたたび脚光をあびる「エピステモロジー」(科学認識論)が、ドゥルーズらの「内在の哲学」と接続される。人間知性の根源をめぐって、まったくあたらしい世界観を切り開く、注目の俊英による哲学の旅。
目次
第1部 概念(問いの設定;概念、直観、内容X;概念の経験としての「数学的経験」 ほか)
第2部 主体(問うこと、過程、主体;問題‐主体の記述の「かた」;問い、あるいは懐疑の脈 ほか)
第3部 自然(「一つの生」としての「懐疑の脈」;生命/自然の不定性;文脈の不定性、記述のプトレマイオス的転回 ほか)
著者等紹介
近藤和敬[コンドウカズノリ]
1979年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学。大阪大学博士(人間科学)。現在、鹿児島大学法文学部人文学科准教授。専門はフランス現代哲学、ジャン・カヴァイエス研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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