ジャパニーズ・ディアスポラ―埋もれた過去・闘争の現在・不確かな未来

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  • サイズ A5判/ページ数 377,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784787708038
  • NDC分類 334.51
  • Cコード C1039

内容説明

世界に拡散する日本人。海外各国・各地域で直面する多様な現実のなかで、新たにつくられ、変容していく文化的アイデンティティ。

目次

ジャパニーズ・ディアスポラの考察
第1部 ジャパニーズ・ディアスポラの起源(アジアの先駆者とその起源;日本社会と移民 ほか)
第2部 文化的アイデンティティ―コミュニティ端緒期のディアスポラから古典的ディアスポラまで(破れた王道楽土の夢―満州国における日本人開拓農民の挑戦;異民族結婚した移民一世とメスティーソ二世―フィリピン日系人問題の起源を考察する ほか)
第3部 沖縄、日系、定住化するディアスポラのアイデンティティ構築(四つの政府と新たな大地―ボリビアへの入植;行動する日本人 ほか)

著者等紹介

足立伸子[アダチノブコ]
1997年、トロント大学で人類学のPh.D.取得。現在イリノイ州立大学助教授。ジャパニーズ・ディアスポラ、アジア・アメリカ研究、フェミニスト人類学、言語学などを担当。研究関心はラテンアメリカの日系移民、民族史、エスニック・アイデンティティ、トランスナショナリズム、文化と人間のグローバリゼーション、社会言語学。Pan‐Japan:The International Journal of the Japanese Diaspora編集長。2007年イリノイ州立大学ディーン最優秀研究者賞受賞

吉田正紀[ヨシダマサノリ]
1990年、イリノイ大学(アーバナ・シャンペーン)でPh.D.(人類学)取得。現在、日本大学国際関係学部教授。研究分野は医療人類学、民族関係、異文化結婚、食文化、東南アジア社会

伊藤雅俊[イトウマサトシ]
日本大学大学院国際関係研究科博士後期課程在籍。研究分野は文化人類学(移民・エスニシティなど)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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塩崎ツトム

1
ブラジルで、カナダで、シンガポールで、そして満州で、島国・日本からのアイデンティティを切り離されたディアスポラたちを描いた論考集。「日本沈没」や「日本残酷物語」ですら使うことを避けた「ディアスポラ」というシンボリスティックすぎる単語を冠することを選んだ、結構挑戦的な本、なのかもしれない。2015/11/16

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