出版社内容情報
会社法の立法に永く関与してきた著者の論文集。執筆時点のものを基本的に維持しながらも、現行法における対応する条文、関連する新たな文献・判例等を、必要最小限度において注などへの書込みを行ったほか、収録論文の末尾に「後記」として、論文公表後の立法・判例・学説等の変化とそれへのコメント、収録論文への批判等を記す。
岩原 紳作[イワハラ シンサク]
内容説明
会社法改正、株式、機関、社債、企業結合に関する19編の論考を収録。理論的な検討を通じ、商事法研究に重要な示唆を与える。
目次
第1部 会社法改正(会社法改正の回顧と展望;新会社法の意義と問題点;平成26年会社法制見直しの経緯;平成26年会社法改正の異議;会社法改正を振り返って)
第2部 株式(自己株式取得規制の見直し;自己株式取得規制の趣旨と規制内容;貸株と自己株式の処分)
第3部 機関(株式会社の機関に関する法体系;監査役制度の見直し;株主代表訴訟の構造と会社の被告側への訴訟参加)
第4部 社債(米英における社債管理の受託会社の制度;商法311条ノ2第2項(会社法710条2項)の見直しについて)
第5部 企業結合(銀行持株会社による子会社管理に関する銀行法と会社法の交錯―銀行法と会社法の交錯(2)
金融持株会社におけるグループガバナンス―銀行法と会社法の交錯(3))
著者等紹介
岩原紳作[イワハラシンサク]
昭和27年生まれ。昭和50年東京大学法学部卒業。現在、早稲田大学大学院法務研究科教授、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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