内容説明
雨傘運動鎮圧から5年―かれらは街頭に帰ってきた。
目次
香港における市民的共同体と「リベラル左派」の理念
講演 雨傘運動と「一国二制度」の未来
コメント 雨傘運動後、香港社会はどう変わったか
質疑応答
不服従者の言
雨傘運動をめぐる多様な思想―香港の「自分探し」の旅
著者等紹介
周保松[シュウホショウ]
1969年生まれ、香港中文大学政治行政学系副教授
倉田徹[クラタトオル]
1975年生まれ、立教大学法学部教授
石井知章[イシイトモアキ]
1960年生まれ、明治大学商学部教授
蕭雲[ショウウン]
香港市民記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takeapple
15
逃亡犯条例改正に端を発する香港の状況に興味があって読んだ。雨傘運動の時も気になって、BBCやCNNを観ていたけれど、強制排除以後どうなったかは勿論、雨傘運動の発端や今回の状況との繋がりを考える上でとっても有意義ない本だった。ニューヨークのオキュパイ運動や、日本の反原連やSealsの運動との共通点や相違点を考える上でも有効だし、私たちはこの世界をどうするのか、どのように政治的意思を示して民意を政治に反映させて行くべきなのか、私たちの同胞は、日本人とか中国人とか香港人という事ではなく、民衆ということだと思う。2020/02/03
スリーピージーン
10
単に中国中央政府と香港の問題ではなく、グローバルな様々な要素がからまっていることがわかった。アメリカのポピュラリズム、自国主義やブレグジットなども。”それみたことか、民主主義なんてなんぼのものじゃい”という中国共産党の声が聞こえてきそうなのだ。ただただ香港の人々の勇気やエネルギーには感服する。私としては香港人たちの五大訴求はそんなに高望みな要求には思えない。この本の内容からは逸れるが、騒動の最中に警官隊が行っている理不尽な犯罪こそ暴露されるべきだ。2020/02/06
SUNDO
0
【メモ】道徳教育 血族的紐帯ではなく価値観の共同的つながり 共通価値としての紐帯2022/12/28