90億人の食糧問題―世界的飢饉を回避するために

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  • サイズ B6判/ページ数 317,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784781304113
  • NDC分類 611.3
  • Cコード C0061

内容説明

食糧価格高騰のうらで行きづまる世界の農業。わたしたちの食卓を支える「食」と「農」の現状。

目次

食糧危機とは何か?
食糧戦争の危機
干上がる井戸
ピークランド
養分―もう一つの石油
荒れる海
失われる頭脳
石油を食べる
牙をむく気候
台所の象
食糧の公正な取引
未来の食糧

著者等紹介

クリブ,ジュリアン[クリブ,ジュリアン][Cribb,Julian]
オーストラリアを代表する科学ジャーナリスト。ジュリアン・クリブ&アソシエーツ代表。元・シドニー工科大学教授。オーストラリア技術科学工学アカデミー(ATSE)フェロー。科学関連サイト・サイエンスアラートの設立時より編集に携わる。これまでに発表した記事は8000件以上。ジャーナリストとして、これまでに32の賞を受賞している。最初にチェルノブイリに取材に入った西欧人としても知られている。イギリス出身で、現在はオーストラリア・キャンベラで暮らす

片岡夏実[カタオカナツミ]
1964年、神奈川県生まれ

柴田明夫[シバタアキオ]
1951年、栃木県生まれ。東京大学農学部卒業後、丸紅に入社。鉄鋼第一本部、調査部を経て、2001年に丸紅経済研究所主席研究員、2006年に同所長、2009年~2011年9月まで同代表をつとめる。2011年10月から(株)資源・食糧問題研究所代表。農林水産省「食料・農業・農村政策審議会」「国際食料問題研究会」などの委員を務める。日本大学、法政大学、日本女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マルヤマ

3
表紙から昆虫食を推奨しているのかと思ったらそんなことはありませんでした。 都市部が優良農地を潰して成り立っているというのはその通りと思います。農業者が減少する中、耕作されない農地は太陽光パネル用地の候補地として狙われています。人口減少下での農地の守り方、食糧生産のあり方は真面目に考えるべき問題だと思います。本著にあるように都市農業を積極的に実施することは、特に人口減少が著しい地方都市では空きテナントの活用の一案なのではないかと思います。2021/08/15

ゆーみん

2
人口増加と経済発展に伴う食生活の質の変化によって、需要が増える。一方、土壌劣化、水質汚染、気候変動、石油の減少によって供給が減る。したがって、人口が90億人に達すると予想される2050年には、分配の不平等ではなく、食糧の絶対数が不足することによって、世界的な飢餓とそれに伴う戦争が起こる可能性がある。これを回避するためには、単収の多い野菜の消費と生産を増やして、環境保全と修復を行うことが必要。そして何より、消費者が健全な食を選び、不健全な食を排除することが必要。2013/03/15

縁側の座布団

1
ショッキングな内容盛りだくさんだった。一刻も早く人類全員で取り組まないと子供、孫の時代は大変なことになりそう。私個人としてできることは、タンパク質摂取割合を減らすこと、子供への教育か。2017/07/25

0
「食」に関わっている人には関わる意義を、関わっていない人には食をめぐる問題について考えさせられる内容だと思う。2016/06/18

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