内容説明
音楽から理解される文化の側面は、無限にある。そのなかから、本書では近年の音楽関係学会で取り上げられることの多い「文化の交差」「演奏」「テクノロジー」「参加型活動」「癒しと治療」「調査実践」「グローバリゼーション」の7つをキーワードでまとめた。
目次
1 文化の交差―いかにして、近代以降に東西の音楽が互いに受容され、新しい様式が生み出されたか?
2 演奏―いかにして、音楽実践の現場を学問的に解き明かすことができるか?
3 テクノロジー―いかにして、情報科学やコンピュータ技術は、芸術創作と研究に応用できるか?
4 参加型活動―いかにして、コンサートに代わる創造的なコミュニティ音楽が生み出されるか?
5 癒しと治療―いかにして、ちまたに溢れる「癒しの音楽」と「音楽療法」を見極められるか?
6 調査実践―いかにして、社会調査や実践的アプローチは研究の将来像を描くことができるか?
7 グローバリゼーション―いかにして、辺境の地の音楽は文化を越境する力をもちえたのか?
著者等紹介
小西潤子[コニシジュンコ]
静岡大学教育学部
仲万美子[ナカマミコ]
同志社女子大学学芸学部
志村哲[シムラサトシ]
大阪芸術大学芸術学部(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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