内容説明
英文学の代表的作品とも呼びならわされる『ダーバヴィル家のテス』『日陰者ジュード』は、いかにして創作されたのか。時代背景を丹念に追い、従来「自然主義作家」と目されてきたハーディの実像に迫る。
目次
第1章 トマス・ハーディの生涯
第2章 社会構造
第3章 文学のコンテクスト
第4章 社会問題―ハーディの小説における階級
第5章 社会問題―女性と社会
第6章 ハーディと科学―空間、時間、進化、人類
第7章 宗教問題
第8章 ハーディを再コンテクスト化する
著者等紹介
インガム,パトリシャ[インガム,パトリシャ][Ingham,Patricia]
オックスフォード大学セント・アンズ・コレッジの上級研究員および英文学名誉上級講師。ハーディ、ディケンズ、ギャスケル、ギッシングなどのテキストを編集し、ヴィクトリア朝小説に関して幅広く執筆している
鮎澤乗光[アユザワノリミツ]
1942年生まれ。東京都立大学人文学部英文科卒業、同大学院博士課程中退。横浜国立大学を経て、立教大学、東京女子大学教授を歴任、立正大学文学部教授。日本ハーディ協会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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