内容説明
急速な人口増加と都市化を経験した一九世紀ロンドン。そこで働く人々は食品や衣料品をどこで購入し、どのように消費したのか。流通と消費の「近代化」過程を描き出す。近代都市労働者の生活を支えた日用品流通システムの実相に迫る。
目次
19世紀ロンドンの労働者
第1部 食品の流通(ロンドンの市場;街路商人と食品流通;労働者生活と日用品流通―19世紀から20世紀初期のランベスの場合;よろず屋と食品流通)
第2部 衣料品の流通(前工業化社会の衣料品;労働者家計と衣料消費;古着の供給と流通;既製服の生産と流通)
著者等紹介
友松憲彦[トモマツヨシヒコ]
1945年愛知県生れ。1969年上智大学経済学部卒業。1971年駒澤大学大学院経済学研究科修士課程修了。現在、駒澤大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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