内容説明
世界で活躍する人文・社会科学者10名が、最先端の知見から、文明を語り、古典と教養の意義を問い直す。
目次
第1部 表象と文化(風景の表象―フランス文学を中心に;ヨーロッパ文化とは何か―映画『ライフライン』をめぐって;二つの文明の比較―日本とイングランド;西洋と東洋における「大学」の概念)
第2部 古典によむ思想(ラテン語辞書学と西洋古典学;コンスタンティノス・シモニディスとその時代;熊沢蕃山の思想における文明と環境;「文明論」における古代史―古典の伝統の革新)
第3部 歴史のなかの経済学(翻訳史のなかの経済書;比較経済発展論―文明の「齢」と文化の「相対」;ブルーノ・ヒルデブラント―自由主義的経済学者の歴史的視角)