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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sui
29
大学の時ゼミの先生に「病人のいる部屋でテレビを付けっぱなしにしてはいけないよ」と言われた事があったが、その言葉の意味が分かった気がした。まだ子供のうちはスマホやゲームを楽しむ前に、本の楽しみを知って欲しいし、外遊びを存分に味わって欲しい。本の内容を全て鵜呑みにはできないけど、脳への影響は怖いし、スマホやゲームを与えて得られるものは、母親の自由な時間だけなのかも知れない。目を見て言葉を交わす、そんな時間を大切にしたいと思った。2017/06/20
シュシュ
23
テレビ、スマホ等の電子機器の子どもへの悪影響を実例をあげて書いている。とても危機感を感じた。成人したうちの子たちも、小学生の頃から私に怒られながら電子ゲームをよくやっていたが、なんとか無事に育ってくれてよかったというのが実感。ゲームやインターネットに依存する子どもを周りの大人がコントロールしてあげる必要があると思う。ただ、救いは、子どもの場合は、環境を変えれば、回復すること。そして、『言葉の力』が大切であり、わらべうた遊びや読み聞かせが大切であることを知って嬉しかった。たくさんの人に読んでほしい本。2016/01/02
とよぽん
19
ゲームやスマホなどの使い過ぎで、子供たちの脳が「慢性疲労」の状態に陥っている。それが精神の発達を遅らせて、実年齢の4分の3(12歳の子は精神年齢9歳)ぐらいになっているそうだ。集団生活に適応できない、不登校、注意されるとキレる、集中して話が聞けない、相手の気持ちを想像できない、など。著者の臨床経験、治療実績から有効な手立てを紹介しているので、子育て中の人、幼児教育・学校教育に携わっている人はぜひ、至急読んでほしいと思う。2017/04/09
frosty
15
スマホ見たりテレビ見たり、パソコン使うのが怖くなった…2016/04/11
なかちゅう
9
「すべての子どもに絵本を」という運動にかかわっていることもあって、参考になればと読んだ。けっこう過激な感じかなとも思えるけど、自分である程度使用をコントロールできる年齢までメディアを制限した方がいいのかなと。まあ、大人でも中毒になる例は多々あるけど、今の世の中、メディアのすべてを否定することは難しい。出来ればもう少し詳細な近年のデータ・および追跡事例が欲しいとおもった。2016/02/29