内容説明
巨大津波や大型台風、原発事故…災害列島に生きる私たちは1分1秒が生死を分けることを知らされました。いのちは尊く、生きることは大切です。にげることは生きること。
目次
広域豪雨の場合
集中豪雨の場合
ゲリラ豪雨の場合
野山で有害な虫や大型動物と出合った場合
土砂災害の場合
高潮の場合
竜巻の場合
インフルエンザが流行中の場合
火山噴火の場合
津波の場合
原子力発電所事故の場合
自然災害と原子力発電所事故から生き残るために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
90
色とりどりのピクトさん風で贈る災害への対応。それはまず、逃げる事。この本が2011年3月の東日本大震災から間もない時に作られた事、内容の的確さに驚きました。同時にこの本がもっと人々に知られていたら今までの災害も最小限に防げたんじゃないかと思うと胸が痛む。しかし、時々、挟み込まれる「インフルエンザ」や「熊」への対応に和みます。意外と知らなかった高潮の恐ろしさも知ることができたので良かったです。尚、私が読んだのは三重県が独自に編集したものなので本当の頁数は70頁位でした。2018/09/20
けんちゃん
34
様々な災害から身を守るための具体的な方法が、わかりやすいイラストと共に書かれています。学校の教材にもなりそう。インフルエンザも災害のうちに入るのですね。逃げる、という言葉はマイナスイメージの強い言葉ですが、逃げることを知っているということは本当はとてもプラス志向なんだなぁと感じました。2012/05/07
たまきら
30
子供に「にげる」の大切さを伝える、シンプルな文章とイラストにとてもいい印象をもちました。ただ、読んだあと(親はきちんと詳細を知っておかないとなあ)と。特に野生動物は逃げ方を間違えると刺激してしまうし・・・。でも、「にげる!」というアイデアをまず子供にしてもらうにはいい本だと思います。あとでオタマさんにも読んでみたい。2017/10/26
まなあん
23
災害に遭った時はまず逃げる事、どう逃げ命を守るかを絵で分かり易く書かれている。行政で示される避難の仕方よりわかり易い。これから防災を地域の人に広めていくのに良い副読本になりそう。2016/05/10
G-dark
16
逃げましょう。いざという時に「1分1秒でも早く逃げる」か、「まだ大丈夫だろう」と油断して「逃げない」かで、生死は大きく分かれます。この絵本には、地震、津波、有害な虫や大型動物と出会った時、土砂災害、原発事故といった様々なシチュエーションを想定し、とにかくまず「すぐ逃げる」ことの大切さが書かれています。状況によって、より高いところへ逃げるのか、遠くへ逃げるのか、家の中に逃げるのか、という違いはあるものの、共通するのは「1分1秒でも早く逃げる」ということ。逃げましょう。生き延びるために。2019/02/24
-
- 和書
- 生活経済学 放送大学教材