目次
第1部 日本の大学の現状と危機(大学をとりまく急速な環境変化;世界大学ランキングの重要性)
第2部 世界大学ランキング評価機関とその活動(世界大学ランキング機関の特徴;主要世界大学ランキング機関の活動と比較)
第3部 世界大学ランキングにおける日本(世界上位校の壁に苦しむ日本の大学;ワールドクラス・ユニバーシティ(WCU)になるためには)
著者等紹介
綿貫健治[ワタヌキケンジ]
1942年東京生まれ。法政大学経済学部卒業後、米国・ミネソタ大学大学院留学。商社、パン・アメリカン航空を経てソニー(株)入社、主に海外営業本部に赴任、その間、米国本社(ニューヨーク)、フランス本社(パリ)に合計約13年間駐在し、帰国後新規事業企画、国際広報・渉外など従事。定年退職後、約10年間横浜国立大学経済学部准教授、城西国際大学国際学術センター副所長(東京本部)、大学院副院長・教授、横浜国立大学学長特別補佐など歴任。現在、KGMコンサルティング代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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masumi
2
東大は今年タイムズの世界ランキング12位から43位に落ちてしまった。著者は日本の大学は「危機的状態」にあるという。しかしその伝統と特徴を生かし世界標準のグローバル化を着実に実施していけば,世界大学ランキングで総合的に,あるいは特定分野で上位に入ることが可能だと述べる。WCU(ワールドクラスユニバーシティ)とは?どうすればWCUになれるのか?室井尚の「文学部解体」と合わせて読むとより日本の大学の問題が明らかになる。2016/02/10
しおり
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大学ランキングにネガティブな印象しかなかったが、とにかくランキングに参加しなければ学生や研究者の獲得に不利になること、獲得競争は国内だけでなく世界に広がっていることなど、今の大学が置かれている状況がわかった。また、ランキングごとの特徴もよく分かった。2023/04/17