内容説明
気鋭の研究者6人が、制度、音楽、スポーツ、投書文化、人体表象などを切り口にして、戦前期における「男性性」「女性性」の特質を浮かび上がらせる!性によって学校も学習内容も区別された、日本の教育体制に迫る!!
目次
序章 問題関心
第1章 制度から見た男女別学の教育
第2章 一九二〇年代の中等教育改革論議―中学校と高等女学校の比較研究
第3章 生理衛生教科書に見る人体の表象―「人種」と性差の男女別教育
第4章 中学校と高等女学校における音楽教育とジェンダー―音楽教育の位置づけと意義の変容過程
第5章 少年少女の投書文化のジェンダー比較―一九〇〇~一九一〇年代の『日本少年』『少女の友』分析を通して
第6章 一九二〇年代の新聞報道における中学生・女学生スポーツの表象―『東京朝日新聞』の記事を対象として
著者等紹介
小山静子[コヤマシズコ]
1953年生まれ。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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