内容説明
日本の近世、すなわち江戸時代の村社会とはどのような社会だったのか。本書では、所有の問題を重視しつつ、小農(小百姓)・豪農(上層百姓)・村(村落共同体)・地域社会の4者に焦点を当てることで、このテーマを読み解く。
目次
江戸時代の村と現代社会
なぜ村に古文書が大量に残されたのか
江戸時代の村はこうして生まれた
土地は誰のものだったのか
暮らしを支える山野の重要性
年貢はどのように取られたのか
江戸時代の村落共同体とは何か
領主は村とどう関わったのか
結び合う村と村
村人の世界はどこまで広がっていたのか
村はどう変わっていったのか
近代への展望
著者等紹介
渡辺尚志[ワタナベタカシ]
1957年、東京都に生まれる。1988年、東京大学大学院博士課程単位取得退学。1995年、博士(文学、東京大学)。国文学研究資料館助手を経て、一橋大学大学院社会学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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