出版社内容情報
新たな事実が明らかになった経緯を，詳細な実験手法や生の実験データをもとに，深く解説した画期的なテキスト．事実の羅列にとどまらず，その過程を学ぶことは「実験とは何か」「研究とは何か」を感じることにもつながるだろう．また，ゲノミクスやバイオインフォマティクスについてはとくに大幅な改訂がなされるなど，最新の研究成果もフォローされている．広く浅いテキストでは得られない，深い知識を学びたい方へ
目次
１ イントロダクション
２ 分子生物学の手法
３ 細菌の転写
４ 真核生物の転写
５ 転写の後に起こること
６ 翻訳
７ ＤＮＡの複製、組み換え、転移
８ ゲノム
著者等紹介
ウィーバー［ウィーバー］［Ｗｅａｖｅｒ，Ｒｏｂｅｒｔ Ｆｒａｎｋｌｉｎ］
カンザス州トピーカに生まれ、ヴァージニア州アーリントンで育った。１９６４年、オハイオ州のウースターカレッジで化学学士号、１９６９年、デューク大学で生化学博士号を取得する。その後２年間、カリフォルニア大学サンフランシスコ校で博士号取得後の研究として、Ｗｉｌｌｉａｍ Ｊ．Ｒｕｔｔｅｒとともに真核生物ＲＮＡポリメラーゼの構造を研究する。１９７１年、生化学の助教としてカンザス大学に迎えられ、准教授を経て、１９８１年に正教授となる。１９８４年に生化学科の学科長に、１９９５年には教養学部の副学部長に任命される。現在、教養学部内の理学・数学系諸学科の部門長として、１０からなる学科およびプログラムを統轄している。また分子生物科学の教授としては、分子生物学入門と腫瘍分子生物学の教鞭を執っている。アメリカ癌協会の助成を受け、スイスのチューリッヒとイギリスのオックスフォードでそれぞれ１年間の在外研究の経験がある
杉山弘［スギヤマヒロシ］
１９５６年静岡県生まれ。１９８４年京都大学大学院博士課程修了。その後、京都大学大学院工学研究科助手、同助教授、東京医科歯科大学生体材料工学研究所教授を経て、京都大学大学院理学研究科教授。工学博士。専門はケミカルバイオロジー・生物有機化学・ゲノム化学
井上丹［イノウエタン］
１９４９年東京都生まれ。１９８０年東京工業大学大学院にて博士号を取得。その後、コロラド大学リサーチ・アソシエート、米国ソーク生物学研究所助教授、同准教授、京都大学理学部教授、京都大学大学院理学研究科教授を経て、京都大学大学院生命科学研究科教授。理学博士。専門は分子生物学・生化学・ｓｙｎｔｈｅｔｉｃ ｂｉｏｌｏｇｙ
森井孝［モリイタカシ］
１９５９年兵庫県生まれ。１９８８年京都大学大学院博士課程修了。その後、京都工芸繊維大学助手、京都大学化学研究所助手を経て、京都大学エネルギー理工学研究所教授。工学博士。専門は生物有機化学・機能性生体高分子の創製（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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