内容説明
言語学(意味論)の第一人者が、まったく新しい視点=語彙の図式から「いじめ」の構造を明らかにする。
目次
1 「いじめ」の行為と志向(語彙)図式(昏迷する当事者たち;「いじめ」の行為の見分けと志向(語彙)図式
「いじめ」の行為の仮象と実象)
2 「いじめ」の行為の連関構成―実象の遠・近布置(志向(語彙)図式の複眼・多声の遠近法
志向(語彙)図式と近接項関係の構成
志向(語彙)図式と遠隔項関係の構成
実象を仮象化する代償―存在忘却と連関喪失)
3 「いじめ」行為の磁場の構成―意識連関と存在関連~間存在連関(意識から存在へ―視点化した意義を経験的意味へ;実象(存在)の遠・近布置と磁場の構成)
付記 「いじめ」対策の一方向―磁場の解体へ向けて
著者等紹介
野林正路[ノバヤシマサミチ]
1932年台湾旧「台北州」基隆市生まれ。1968年東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程修了。法政大学助教授、ハワイ大学客員講師、茨城大学教授、北京大学客員教授、麗澤大学教授、中国首都師範大学客員教授などを経験。茨城大学名誉教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。