目次
1 ボスニア・ヘルツェゴヴィナという国
2 歴史
3 多様な地域、多様な人々
4 政治・経済・国際関係
5 社会・生活
6 文化
7 日本との関係
著者等紹介
柴宜弘[シバノブヒロ]
早稲田大学大学院文学研究科西洋史学博士課程修了。1975~77年、ベオグラード大学哲学部歴史学科留学。敬愛大学経済学部、東京大学教養学部・大学院総合文化研究科教授を経て、城西国際大学特任教授、東京大学名誉教授。専攻は東欧地域研究、バルカン近現代史
山崎信一[ヤマザキシンイチ]
東京大学大学院総合文化研究科・地域文化研究専攻博士課程単位取得。1995~97年、ベオグラード大学哲学部歴史学科留学。現在、東京大学教養学部非常勤講師、明治大学兼任講師。専攻は旧ユーゴスラヴィアを中心とするバルカン地域の現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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崩紫サロメ
15
2019年刊行のため、2014年の「ボスニアの春」や2010年代のボスニア映画など、新しい情報も扱われている。中世から90年代の内戦までの歴史と現状の対比も興味深い。ボスニアはオスマン帝国領であったため、ドリナの橋やモスタルのスタリ・ネストなどオスマン帝国時代の遺産が多くあるが、これに関して「オスマン帝国の遺産はオスマン帝国のあったすべての土地の人々にとって自らのものであり、決してトルコの遺産ではない」と論じているに納得、執筆者を見たらオスマン帝国史の林佳世子であった、というのもなかなか面白かった。2019/10/25
Gamemaker_K
8
遅めのお盆休みを利用してゆっくり読了。旧ユーゴが解体して独立したのに、まだ細分化が足りてない印象。魅力あふれる文化を持っている地域なのだが。死ぬまでに、旧ユーゴをひと通り旅行したい、という気持ちはますます強くなったけどね。…旧ユーゴの国々ってどこもサッカー代表チームのユニフォームがカッコいい。ボスニア代表のユニフォームはその中でも1番好きだな。2019/08/20
沖縄電鉄社長
3
サッカー日本人代表監督を2人輩出した国を知る一冊。そのなかの1人オシムは1章を割いて元通訳の千田さんが書いている。2019/11/16
土偶
2
オシムとヤドランカと民族紛争という悲劇を生んだ土地ということしか知らないボスニア・ヘルツェゴビナ。オスマントルコよりも古い歴史と民族の混ざり合う土地。共存していた長年の暮らしを崩壊させたのは、過分なナショナリズムを煽り利用する者がいたからなのが理解出来てきた。 サッカー日本代表だった宮本氏がモスタルで立ち上げたサッカーを通じての取り組みを初めて知る。2023/10/09
takao
2
ふむ2022/11/20