フィンランドの子どもを支える学校環境と心の健康―子どもにとって大切なことは何か

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  • サイズ A5判/ページ数 183p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784750338842
  • NDC分類 372.389
  • Cコード C0036

内容説明

フィンランドにおける子どもを取り巻く環境についての現地調査と心の健康に関する日本との2国間調査の結果を中心に報告。現地調査については多くの写真を掲載しながら、実際の様子がイメージできる、客観的で具体的な報告とした。

目次

第1章 子どもにとって大切なことは何か―小学校の物理的環境と学校生活(フィンランドの小学校;就学前教育から生涯教育;特別支援教育;小学生低学年の学校での1日)
第2章 待つことと感謝すること―教師の役割と子どもとの関係(子どもたちを待つこと;子どもに対する感謝と存在を認めること;教師を取り巻く環境)
第3章 思春期の挑戦―中学生の学校生活と将来の夢(中学校の学校生活;フィンランドの中学生と高校生の語り―学校生活と将来について;社会への信頼と不信)
第4章 垣根のない大人と子どものつながり―地域と学校の連携(学校と地域の垣根;地域との連携;子どもたちの読書環境;学童保育;クラブ活動・宗教教育(道徳教育))
第5章 心を支える大人たち―日本とフィンランドの子どもにおける心の健康調査(スクールサイコロジスト;いじめ対策―KiVaプログラム;児童福祉施設と児童精神科;著者らの研究調査から)
巻末資料 フィンランドの教育事情

著者等紹介

松本真理子[マツモトマリコ] [Keskinen,Soili]
名古屋大学発達心理精神科学教育研究センター長・教授。名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士課程後期修了。博士(心理学)。臨床心理士、学校心理士。聖隷学園浜松衛生短期大学講師、聖隷学園クリストファー看護大学助教授、金城学院大学人間科学部教授を経て、2008年より現職。2011年より発達心理精神科学教育研究センター長。専門は児童・思春期を対象とした臨床心理学

ケスキネン,ソイリ[ケスキネン,ソイリ]
トゥルク大学教育学部教授(Professor of Education,Department of Teacher Education in Rauma University of Turku,Finland)。心理学博士(トゥルク大学)。主な研究テーマは、幼稚園教員のストレスと職務満足研究、アカデミックリーダーシップに関する研究、教育方法の改革研究、フィンランドと日本の児童におけるウェルビーイング(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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