内容説明
よい人間関係は、自閉症スペクトラム障害のある人たちが才能をいかし、社会の中で豊かな人生を歩むために欠かすことができない。自閉症とともに、自立し、充実した社会生活を送るテンプルとショーン。2人は自らの体験を通して、ユニークな視点で社会を見つめ、人間関係の中に無数に存在する「暗黙のルール」を明らかにする。自閉症のある人の、ものごとや社会の見方、思考のプロセスをわかりやすく解説。保護者や教師、支援者たちに彼らの世界を理解する手だてを示し、子どもの思考パターンに応じたソーシャルスキル・トレーニングを、具体的にアドバイスする。
目次
第1幕 社会的思考の二つの視点(私の世界は私のなすこと;社会意識のもうひとつの視点)
第2幕 二つの思考・二つの道(自閉症的思考は社会理解にどう影響するか)
第3幕 人間関係の暗黙のルール10ヵ条(ルールは絶対ではない。状況と人によりけりである。;大きな目でみれば、すべてのことが等しく重要なわけではない。;人は誰でも間違いを犯す。一度の失敗ですべてが台無しになるわけではない。;正直と社交辞令とを使い分ける ほか)
著者等紹介
グランディン,テンプル[グランディン,テンプル][Grandin,Temple]
1947年生まれ。世界各地の家畜施設を設計する動物科学者。コロラド州立大学で教鞭をとり、自閉症関連の講演や執筆でも活躍中
バロン,ショーン[バロン,ショーン][Barron,Sean]
1961年生まれ。オハイオ州でフリーランスの記者として活躍する一方、刑務所や動物保護施設でボランティアをしている
門脇陽子[カドワキヨウコ]
津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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