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早稲田大学学術叢書
清朝とチベット仏教―菩薩王となった乾隆帝

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  • サイズ A5判/ページ数 330p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784657117120
  • NDC分類 180.9
  • Cコード C3322

内容説明

清朝がその政体を引き継ぐことを宣言したモンゴルのリンデン・ハーンから最盛期の皇帝乾隆帝に至るまでの時代を対象に、チベット仏教世界から見た清皇帝の王権を明らかにする。

目次

第1章 リンデン・ハーン碑文に見るチャハルのチベット仏教
第2章 盛京・北京の勅建チベット仏教寺院
第3章 モンゴル年代記に直訳引用されたチベットの歴史文献
第4章 チベット仏教の僧院社会の構造
第5章 北京初のチベット僧院、雍和宮建立の意義
第6章 北海闡福寺と乾隆帝の白傘蓋仏信仰
第7章 乾隆帝に対するチャクラ・サンヴァラ灌頂授与の意義
第8章 妙応寺白塔の奉納品に見る乾隆帝のチベット仏教信仰
第9章 ラマ供養画としての乾隆帝菩薩画像
第10章 チャンキャ3世と乾隆帝の転生譜(’khrungs rabs)

著者等紹介

石濱裕美子[イシハマユミコ]
早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。1997年、早稲田大学より博士(文学)取得。現在、早稲田大学教育・総合科学学術院教授。専門はチベット仏教世界(チベット・モンゴル・満洲)の歴史と文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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samandabadra

2
乾隆帝までの時期の清朝とチベット仏教の関係がわかる本。特に乾隆帝時期は、皇帝が仏教にどれほど帰依していたかが検討されていて勉強になった。歴史研究において扱う時、注意すべき点として、編纂作業は「読者の興味に応じて記されること、記されないことが生まれる点。史料の特徴を見、特に一系統の資料のみを鵜呑みにするのではなく、系統の異なる史料郡を批判的に突き合せないと「清朝の実態」を検討することは難しいことをあげている。漢語資料のみ、或いはチベット語史料のみの研究では問題があるということですな。 2012/12/20

陽香

0
201109302018/01/24

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