目次
第1部 中国古代帝国の成立に果たした黄河の役割(「水の理論」をめぐる学説史の流れ;黄河変遷史概観)
第2部 戦国・秦代の大規模潅漑機構をめぐる諸問題(〓(しょう)水渠の建造者をめぐる二説について
鄭国渠の潅漑効果とその評価をめぐる問題について)
第3部 前漢時代の黄河問題とその影響(瓠子の「河決」―前漢・武帝期の黄河の決壊;瓠子の「河決」と武帝の抑商 ほか)
第4部 両漢交替期の黄河問題と社会状況(両漢交替期の黄河の決壊について;両漢交替期の黄河の決壊と劉秀政権 ほか)
第5部 「王景の治水」以降の黄河下流域と黄河問題(『水経注』に見える「絶」について―漢~北魏時代の黄河下流域の環境と社会;漢唐間の河災の減少とその原因―譚其驤説をめぐる最近の議論によせて)
黄河と中国古代史―特に黄河下流域という「空間」の古代帝国形成期における意義について
著者等紹介
濱川栄[ハマカワサカエ]
1964(昭和39)年6月秋田県に生まれる。1984(昭和59)年4月早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修入学。1988(昭和63)年3月早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業。1989(平成元)年4月早稲田大学大学院文学研究科史学(東洋史)専攻修士課程入学。1999(平成11)年3月早稲田大学大学院文学研究科史学(東洋史)専攻博士後期課程退学。2006(平成18)年9月文学博士学位取得。2007(平成19)年4月早稲田大学高等学院教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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