“通訳”たちの幕末維新

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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784642080729
  • NDC分類 210.58
  • Cコード C1021

内容説明

もはやオランダ語だけでは通用しない。幕末のオランダ通詞たちは苦悩しながら日本中へ散って行った。欧米諸国との外交交渉、英語など新しい言語への対応や維新後のありよう、激動の時代を語学力で生き抜いた姿を追う。

目次

激動の時代を語学力で生き抜く―プロローグ
第1章 オランダ通詞とは
第2章 政治に翻弄される通詞
第3章 ペリー来航と通詞
第4章 幕末の通詞
オランダ通詞からみた近世―エピローグ

著者等紹介

木村直樹[キムラナオキ]
1971年東京都に生まれる。2000年東京大学人文社会系研究科博士課程中退、同年より東京大学史料編纂所助手。現在、東京大学史料編纂所助教、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

り こ む ん

44
鎖国日本で唯一開かれた長崎から始まり、長崎の地役人として存在していた通詞たちが、日本近海に外国船が頻繁に表れるようになる幕末に向かって、単なる地役人でなくなってさま様は、学問でも激動だったのだな。と、感じさせられる。いきなりでは、ないにしろ。開港した、そら話せなんて出きるわけもなく…頼るは、長崎の一介の役人、怒濤のごとく全国に派遣され、中には幕臣となり、教育掛となり、外交交渉にあたったりと、めまぐるしい。今なら、誰でも簡単に学ぼうとすれば、学べる多彩な言語。鎖国当時は、さぞかし大変な事だっただろ。2016/03/30

壱萬弐仟縁

27
著者はわたしと同年齢。裏表紙によると、もはやオランダ語だけでは通用 しない。出島での通詞(つうじ、通訳というよりは、翻訳、商人、学者という性格を兼ね備えていた、2頁)の存在が大きい。森山多吉郎、西吉十郎、名村五八郎、掘達之助(4頁)。平戸のオランダ商館の通訳と、長崎のポルトガル通訳の集団から成る(7頁)。英語学習は、オランダ商館長ドゥーフ指導の下、文化8(1811)年、「諳厄利亜興学小筌(アングリアこうがくしょうけい、38頁)。ゴロウニン『日本幽囚記』岩波文庫(46頁) は風樹文庫で挑んでみたい作品。 2014/09/15

なおこっか

5
明治大正の物語翻訳から更に遡り、幕末の通詞たちの奮闘ぶりを読む。語学の機会が限られる時代にどう言語習得していたかすら知らなかったが、長崎にてオランダ通詞と唐通詞は地役人として世襲だった、と。成る程納得。しかも幕末でもポルトガル語混じりのオランダ語。やはり日本の事情は独特。英語の必要を感じ間接、直接に英語も学ぶうち、開港ニーズで日本各地に呼び出され。安政六年の函館では週に1~2隻来る外国船(内3分の2が英語圏から)に2名で対応する激務。幕府軍の授業につきあう苦労等、ひしひし伝わり、読む方は非常に楽しめた。2021/08/16

ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね

5
オランダ語から英語への潮流の変化に苦しんだ日本人およびオランダ通詞たち。人材不足の中、通詞として活躍した彼らは、維新後は外交よりも、外国技術の導入などの方面に移っていったらしい。2016/02/24

endocco

4
日本史の観点から、「通詞」がいかに歴史に翻弄されたか叙述するものだが、やや事実描写が散漫で、流れがつかみにくい。また、日本語学研究に関わる新事実はとくに無かったのが残念。しかし、馬場佐十郎などがどういう時代に生きたか大づかみに把握するには適当な一冊か。2014/12/30

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