内容説明
誰にでもわかりやすい、市民の古代史はいかに生まれたのか。歴史への関心の芽生え、山本有三との交流などを語る。建国記念日・教科書検定への反対、文化財保存運動などの旺盛な行動は、読む人に感動を与えずにおかない。
目次
序 歴史との出会い
1 古代史を学ぶ(私の歩んだ古代史の道;中学時代、歴史について学んだこと;かがみとなぞ―あるいは規範と虚構)
2 古代史研究とその周辺(私の観た戦後古代史研究の展開―『記紀』批判・奴隷制論から文化財保存まで;天皇制と教科書;紀言説問題と教科書裁判;『妹背婦女庭訓』における天皇像;晶子反戦詩の背景と髪型文化の伝統;回顧三題―高校時代の思い出)
3 来し方の記(わが心の自叙伝;奈良のお正月;短歌おぼえ書き;歌会始に出席して;家庭農園の収穫;秋篠川今昔)
著者等紹介
直木孝次郎[ナオキコウジロウ]
1919年兵庫県に生まれる。1943年京都帝国大学文学部国史学科卒業。大阪市立大学教授、岡山大学教授、相愛大学教授、甲子園短期大学教授を経て、大阪市立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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