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人と動物の日本史〈3〉動物と現代社会

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784642062770
  • NDC分類 210
  • Cコード C1321

出版社内容情報

★朝日新聞 2009.6.14 読書面で紹介されました!
 評者:石上英一氏(東京大学教授)

内容説明

競馬文化導入の背後にあった国家戦略、「自然」な食肉をめぐる生産者と消費者の葛藤、食虫文化が形成する新たな共同体…。近代から現代へ発展・変貌を続ける人と動物のさまざまな関係性を描き、その未来像を模索する。

目次

動物と現代社会(動物たちのいま;動物と近代国家;動物に埋め込まれた現代的価値;グローバリゼーションのなかの動物;変わりゆく人と動物の関係)
1 動物と国家(軍馬と競馬;英雄となった犬たち―軍用犬慰霊と動物供養の変容;世界を泳ぐ錦鯉―動物文化の全球化・現地化・脱国籍化)
2 人間社会のなかの動物たち(屠場の社会/社会の屠場;寄せ場の動物誌―「動物」から見える釜ヶ崎;「いい肉」とはなにか―短角牛をめぐる生産者と消費者の葛藤)
3 変わりゆく動物とのつきあい(マタギとツキノワグマの現在―『ブナ林と狩人の会:マタギサミット』という試み;食虫の愉悦;「文化」と「経済」の間に―牛の角突きの近代化)

著者等紹介

菅豊[スガユタカ]
1963年長崎県に生れる。1991年筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科中退。現在、東京大学東洋文化研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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12
錦鯉は1800年代に新潟で食用の鯉(餌は蚕のさなぎ)の突然変異として現れた。海産物に乏しい山がちな地方では水田養殖が出来るので、とても有用。ハチの章ではインタビューに答えてハチ愛好家のちゃんぴょんの方が「クロスズメバチは愛人のようなものだ」と答えているのが生々しくて大変よかったです。春になると3000匹のの新女王バチを放し、近場で巣を作らせて、それを取って、大きくする。一番最初は人工のものではダメで、自然の穴でないと巣作りをしない。2017/09/10

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