出版社内容情報
幼くして東大寺で出家し、仏教教義の研鑽に身を捧げる。兄の桓武天皇が即位すると還俗して皇太子となるが、藤原種継暗殺事件への関与を疑われ、淡路配流の途上、断食で死す。死後、その祟りが恐れられ崇道天皇号を追贈されるなど、慰霊が永く続けられた。仏教面の業績や暗殺事件の真相を明らかにし、「怨霊」のイメージに隠れた人物像に迫る。
内容説明
幼くして東大寺で出家し、仏教教義の研鑽に身を捧げる。兄の桓武天皇が即位すると還俗して皇太子となるが、藤原種継暗殺事件への関与を疑われ、淡路配流の途上、断食で死す。死後、その祟りが恐れられ崇道天皇号を追贈されるなど、慰霊が永く続けられた。仏教面の業績や暗殺事件の真相を明らかにし、「怨霊」のイメージに隠れた人物像に迫る。
目次
第1 家系と生年
第2 出家から親王禅師へ
第3 皇太子時代
第4 藤原種継暗殺事件
第5 早良親王の慰霊
第6 御霊信仰と早良親王
著者等紹介
西本昌弘[ニシモトマサヒロ]
1955年大阪府生まれ。1987年大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。宮内庁書陵部主任研究官を経て、関西大学教授・博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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