内容説明
近世の遊行聖である木食観正上人をはじめ徳本上人ら二〇余名の民間宗教者の活動を解明。彼らと、村落内部に多数存在した講集団はどのような関係にあったのか。信仰的社会集団である講集団と遊行聖の実態を探り出す。
目次
1 近世遊行聖研究の課題と方法(課題と方法―研究史の回顧と展望を兼ねて民俗的世界をみる;近世民間宗教者の特質)
2 木食観正の研究(淡路島における木食観正;木食観正と小田原藩;木食観正と相模;木食観正と武蔵;木食観正と江戸;木食観正と房総;甲斐・信濃における木食観正;民間宗教者と民衆)
著者等紹介
西海賢二[ニシガイケンジ]
1951年神奈川県生まれ。1984年筑波大学大学院歴史人類学研究科博士課程修了、博士(民俗学)。東京家政学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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