内容説明
環境法を初めて学ぶひとに最適な入門書。環境をまもるための法と制度が国内外にわたり概観できる。「水環境の保全」についての解説を新たに加えるとともに、福島第一原発事故後のエネルギー政策の現状などについても記述をブラッシュアップした最新の第3版。
目次
序幕 環境法への誘い(環境法を学ぶ意義;所有権への抵抗;時の感覚;空間の広がり;地域の特色に応じた方策;不確実性への対処;人の行為の方向づけ)
第1幕 環境法のトピックス(自然保護;廃棄物・リサイクル;大気汚染・温暖化;原子力の利用と安全確保)
第2幕 環境法の基礎知識(環境法の基本原則;環境保護の担い手;環境保全の手法;環境紛争とその解決方法)
著者等紹介
交告尚史[コウケツヒサシ]
1955年生。現在、東京大学大学院法学政治学研究科教授
臼杵知史[ウスキトモヒト]
1949年生。現在、明治学院大学法学部教授
前田陽一[マエダヨウイチ]
1961年生。現在、立教大学大学院法務研究科教授
黒川哲志[クロカワサトシ]
1965年生。現在、早稲田大学社会科学総合学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シロクマぽよんぽ
1
環境法や判決以上に、環境問題のトピックスに興味があり、手に取った。ちょうど2月22日の読売新聞朝刊で、バイデンの環境優先という方針と、それに対する共和党の反発(コロナ禍の現状、雇用・経済を優先すべきという批判)に関する記事を読んだが、<環境優先vs経済優先>という二項対立ではなく、双方にとってメリットのある落とし所があるように感じた。家庭でも、使わない電気のスイッチを切るとか、自家用車の代わりに自転車を使うとか、訳あり食品を安く買うとか、家計と環境双方にとってメリットのあることをまずはしていこうと思う。2021/02/24
こずえ
0
環境法入門として、法学部生以外でも手軽によめる2018/01/06