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有斐閣ストゥディア
はじめての行政学

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  • サイズ A5判/ページ数 259p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641150355
  • NDC分類 317.1
  • Cコード C1331

内容説明

私たちの生活と密接にかかわっている行政。行政を知ることは世の中のしくみを知ることであり、そのメカニズムを理解することは、社会生活を送るうえでも非常に有益です。本書は、そうした行政の現実や行政学の理論を、日本の行政の実態に即して、基礎的な知識や考え方に絞って、丁寧に説明します。

目次

第1部 行政と行政学(行政とは何か―政府の活動としての行政;大きくなる政府の役割―近代官僚制と行政国家化;行政学はどのような学問か―行政学の成立と展開;新しい行政の見方―NPMとガバナンス)
第2部 執政制度と行政制度(国と自治体を動かすしくみ―執政制度;政府の姿―行政組織制度;行政を担う人々―公務員制度;変化する日本の行政―国と自治体の制度改革)
第3部 公共政策と行政活動(行政活動をデザインする―政策の調査と立案;法律・条例をつくる―多面的合意形成の技術;予算をつくる―限られた時間と効率的な決定;行政と社会のインターフェース―政策の実施と評価)

著者等紹介

伊藤正次[イトウマサツグ]
1972年、東京都に生まれる。2001年、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。現在、首都大学東京大学院社会科学研究科教授(行政学、都市行政論)

出雲明子[イズモアキコ]
1976年、広島県に生まれる。2008年、国際基督教大学大学院行政学研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、東海大学政治経済学部准教授(行政学、公務員制度論)

手塚洋輔[テズカヨウスケ]
1977年、東京都に生まれる。2004年、東北大学大学院法学研究科博士後期課程中退。博士(学術)。現在、大阪市立大学大学院法学研究科准教授(行政学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Haruka Fukuhara

12
図書館で検索したら行政学の本はこれくらいしかなかったので手に取ったけど、入門としてとても良かった。次は単著のそれぞれ個性的らしい代表的教科書に挑戦したい。2017/10/22

とある本棚

7
万人にお勧めできる行政学の教科書。理論的説明もあるものの、実際の行政の動きに力点が置かれており、公務員を志すものにとっては参考となるであろう。類書でも言及されているがいまいち分かりにくい、法律と予算の成立過程が簡潔かつ的を得た説明になっている点もポイントが高い。複雑な現代社会においては官僚は常に「作為過誤」と「不作為過誤」のいずれのリスクにも晒されている。このリスクを過度に恐れると隠蔽や行政活動の萎縮にも繋がりかねないことから、国民は行政の無謬を求めるのでなく、批判的に行政を育てていくことが求められる。2022/07/11

ブルーツ・リー

5
政治に関しては、もう20年、非常な関心を持って追い続けて来たのだが、政治であっても、政治家の行う政治と、官僚の側から見た政治というものは、全く文脈が違う事が分かった。 政治家はイデオロギーの主張と闘争を繰り返す訳であるが、官僚は、いかに政治家の求める政策を実行できるかが問われ、反論に対しても、官僚同士での意見交換のうちで具体的な解決策を見いだす辺り、やはり、本当の意味での政治は、官僚のレベルで行われてしまっているのではないかと思われる。 地方議会に関心があるため、地方行政について特に勉強してみる積もり。2023/07/17

らっそ

5
政治と行政が一緒だと思ってたくらいの知識を整理するためには、ちょうど良かった2020/06/29

kk

3
公共政策に携わるものとして今まで知らなくて恥ずかしいことが多くあった。2020/04/05

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