出版社内容情報
越境犯罪の捜査における限界と、共助の内実を実証し、越境犯罪の国際的規制の法的諸構成を明らかにする。
目次
序論 越境犯罪と国際法(越境犯罪規制の三分類;嘱託の意義と限界;一方的法執行を巡る国際紛争とその収斂;刑事共助における私人の地位を巡る学説状況)
第1部 国際法が直接規律しない越境犯罪(競争法違反の罪;経済制裁法違反の罪;証券犯罪;租税犯罪)
第2部 国内法に共通する越境犯罪(薬物犯罪と組織犯罪;外国公務員贈賄罪)
第3部 国際法益を害する越境犯罪(テロ犯罪;資金洗浄罪・テロ資金供与罪)
結語
著者等紹介
石井由梨佳[イシイユリカ]
防衛大学校人文社会科学群国際関係学科専任講師。日本学術振興会特別研究員(DC1/PD)を経て2010年より現職。東京大学法学部第三類卒業、コーネル法科大学院修了(法学修士)、東京大学法学政治学研究科修了(法学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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