内容説明
「先住民インディアン」「白人」「アフリカ黒人」「アジア系」といった人種区分を用いずアメリカ史の歴史を語ることは不可能である。しかし、そのような人種の区分を普遍的で自明なものと考えてはならない。本書では、異人種間の男女関係と結婚をめぐる制度と慣習の歩みをたどり、白人を先住民や黒人や東洋人から区別し隔離するためにいかにさまざまな方策が講じられてきたかを明らかにする。
目次
人種からみたアメリカ史
1 建国と人種
2 南北戦争の遺産
3 公民権運動へ
著者等紹介
山田史郎[ヤマダシロウ]
1954年生まれ。同志社大学文学部卒業。同志社大学大学院文学研究科博士後期課程中退。専攻、アメリカ社会史・移民史。同志社大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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