出版社内容情報
心理療法家として40年。常にこころの最前線に立ち会ってきた著者が語る、時代とともに変わるこころ、変わらないこころ。――かつてみられた「対人恐怖」にかわって、近年増加する「解離性障害」と「発達障害」。そして悩まないクライエントの増加。近代意識の弱まりとともに現れる“こころの古層”と“ポストモダンのこころ”はいかに交錯するか。中世の物語、村上春樹作品、夢分析…様々な具体例とともに現代を生きる日本人のこころに迫る。
内容説明
心理療法家として四〇年。常にこころの最前線に立ち会ってきた著者が語る、時代とともに変わるこころ、変わらないこころ。―かつてみられた「対人恐怖」にかわって、近年増加する「解離性障害」と「発達障害」。そして悩まないクライエントの増加。近代意識の弱まりとともに現れる“こころの古層”と“ポストモダンのこころ”はいかに交錯するか。中世の物語、村上春樹作品、夢分析…様々な具体例とともに現代を生きる日本人のこころに迫る。
目次
第1章 現代の心理療法とこころの古層
第2章 現代の症状とこころの古層
第3章 こころと象徴性
第4章 儀式と心理療法
第5章 こころと論理
第6章 夢とこころの古層
第7章 身体と時間
第8章 こころの内と外
第9章 死とこころ
著者等紹介
河合俊雄[カワイトシオ]
1957年生まれ。京都大学大学院教育学研究科修士課程修了、phD(チューリッヒ大学)。現在、京都大学こころの未来研究センター教授・センター長、国際分析心理学会(IAAP)会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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