出版社内容情報
ヴェーバーの迷宮をさまよった者の記録であると同時に、その迷宮への誘い。ヴェーバーを体系的理論家ではなく、矛盾と混乱に満ちた思想家として読み解こうとするものである。テキストにおける矛盾や混乱に焦点を当てながらヴェーバーを読みこむことを通して一般化した解釈とは異なる解釈を提示する。
内容説明
ヴェーバーの迷宮をさまよった者の記録であると同時に、その迷宮への誘い。ヴェーバーを体系的理論家ではなく、矛盾と混乱に満ちた思想家として読み解こうとするものである。テキストにおける矛盾や混乱に焦点を当てながらヴェーバーを読みこむことを通して一般化した解釈とは異なる解釈を提示する。
目次
第1章 揺れるヴェーバー
第2章 近代のペンミズム―ヴェーバーとニーチェをめぐって
第3章 ヴェーバーにおける科学と合理性
第4章 「神々の闘争」と科学
第5章 ヴェーバーにおける普遍性の問題
第6章 「法社会学」における形式合理性と実質合理性
第7章 ヴェーバーと官僚制
第8章 「儒教とピューリタニズム」における脱呪術化概念
第9章 脱呪術化と合理化
第10章 脱呪術化と意味喪失
補遺 『マックス・ヴェーバーの犯罪』をめぐって
著者等紹介
千葉芳夫[チバヨシオ]
1950年愛媛県生まれ。京都大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程単位取得退学。大谷大学文学部助教授、佛教大学社会学部助教授を経て、佛教大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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