出版社内容情報
政党政治研究の最前線をより広い視座の中に位置づけることで、政党政治をめぐる「問い」の建て方を再考する
内容説明
デモクラシーの変容は、政党政治研究を通じてどのように捉えられるだろうか?現在の政党政治をめぐる「問い」のたて方を再考し、より広い視座の中に位置づける、新しい地平の開拓をめざす試み。
目次
1 ヨーロッパにおける政党と政党競合構造の変容―デモクラシーにおける政党の役割の終焉?
2 アメリカ二大政党の分極化は責任政党化につながるか
3 政党政治とデモクラシーの変容
4 多党化時代の政党カルテル―1920年代カナダにおける進歩党の出現と二大政党
5 2000年代ドイツにおける政党政治再編成
6 多民族国家における政党政治と(非)デモクラシー―マレーシア与党連合内政治と閣僚配分
7 ドイツとオーストリアの州における合意型の政権のパターン―概念の構造と経験的な分類に関する分析を通じて
8 韓国政党政治における「直接行動」の意義と限界―ろうそくデモと政党の変化を中心に