内容説明
平和で豊かな世界をどのように構築するのか。多くの課題を抱える日本や世界の将来を考えるためには、国際関係の理解が不可欠である。本書は、国際関係論を基礎から学べる包括的テキスト。まず、理論的枠組みや国際関係史を概観し、次に最新の地球規模の課題として、安全保障、核問題、国連の役割、経済・貿易等を扱い、続いて世界8地域の現況を解説する。巻末では、レポート・論文の書き方を指南。
目次
第1部 理論と歴史(分析視角―理論・思想・歴史;世界観の相違―主権国家体系を中心に;国際関係史―世界大戦と冷戦・脱植民地化・グローバル化)
第2部 21世紀の課題(安全保障―複雑化するグローバルアジェンダ;核不拡散と核軍縮―「核兵器なき世界」と国際安全保障;国連―変容する国際社会と世界最大の国際機関の役割;経済・貿易―「自由貿易」と「ドル」による国際経済体制の変遷)
第3部 地域と国家(アメリカ―世界唯一の超大国の内政と外交;ロシア―ソ連崩壊から新生ロシアに至る変革期の政治指導;中国―グローバル化のなかの政治外交の展開;EU諸国―ヨーロッパにおける統合と安全保障の歴史と現在;南アジア―国際関係に揺れる印パ関係;中東―重層的な域内諸国間関係と域外諸大国の介入;アフリカ―国際関係と国家建設;ラテンアメリカ―国際関係・国内政治・市民社会)
著者等紹介
竹内俊隆[タケウチトシタカ]
1980年ワシントン大学大学院政治学研究科修士課程修了。1981年スタンフォード大学大学院東アジア研究科修士課程修了。現在、大阪大学大学院国際公共政策研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
水無月十六(ニール・フィレル)
にことこ