目次
1 胎児期・新生児期
2 乳児期
3 幼児期前期
4 幼児期後期
5 児童期
6 青年期
7 成人初期・中期
8 成人後期・老年期
9 発達を援助する
10 発達を考える際に
著者等紹介
無藤隆[ムトウタカシ]
1946年生まれ。白梅学園大学教授
岡本祐子[オカモトユウコ]
1954年生まれ。広島大学大学院教育学研究科教授
大坪治彦[オオツボハルヒコ]
1953年生まれ。鹿児島大学教育学部教授(学校臨床心理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mariya926
21
赤ちゃんは新生児から個人の特性があり、それを気質という。その気質は扱いやすい気質、エンジンがかかりにくい気質、扱いにくい気質に分けたのがトマス。母親の特性に敏感性があり、敏感性とは母親が子どもの出す反応の意味を正しく理解し、タイミングよく反応できるかである。たとえ扱いにくい気質を持った子どもでも、敏感性の高い親だと愛情関係が形成されやすく、敏感性の低い親であれば、子どもが扱いやすい気質であっても愛情関係が不安定になってしまう場合がある。機敏性が大切(ㅅ˙³˙)♡2016/07/20
たかこ
7
他の情動発達を読んだ後に、この本もあったことを思い出して慌てて読む…。なんてわかりやすいんだろう、このシリーズ、他にも何冊か読んでいるが、専門の勉強を始めてもう読まないかな?と思ったところでもう一度読むと、よく理解ができると思う。 発達心理学、昔々私たちが教育について学んだときには、赤ちゃんから幼児、青年ぐらいまでの発達しかなくて、人は生涯発達するというのは主ではなかった。人生100年時代、生涯発達していくことを学ぶのはとても良いことだと感じる。2019/10/15
kiki
5
人の発達には身体と心の2つがあり、両者の成長のバランスが崩れると精神的な不安定さが増す。心に問題を抱えた子の付き合い方にはいくつか注意が必要である。精神の起伏が激しくなったときは、ともに泣き、怒り、歓喜することも必要。子供の波長に完全に同化しきらずに対応する。とにかくじっくり待つこと。心を傾聴することが大切であり、子供が語ろうとすることに先回りしてこうでしょ?と片付けたりせず、言葉を受け止め、間違えがあれば少しづつ時間をかけて軌道修正していくことが大切。愛情を感じられるように接してあげること。2017/02/11
くまくま
4
読みやすい入門書。誕生から死まで、発達の各段階を網羅的に扱っている。受験勉強や介護など現代的なトピックにも触れていて面白い。2019/03/31
新橋九段
4
発達順に理解したいならわかりやすいが、理論を中心にしたいなら物足りない印象。読みやすくはある。2016/06/14