Minerva人文・社会科学叢書<br> 多言語国家スペインの社会動態を読み解く―人の移動と定着の地理学が照射する格差の多元性

個数:

Minerva人文・社会科学叢書
多言語国家スペインの社会動態を読み解く―人の移動と定着の地理学が照射する格差の多元性

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 306p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623053773
  • NDC分類 334.336
  • Cコード C3325

内容説明

本書は、人間社会の格差の構造について、人の移動と定着の地理学の視点から解明することをめざす試論である。ただし、国籍や宗教のように、明白な基準で区別される人々の関係に注目するのではない。本書が投げかけるのは、一つの国の内側でも、言語や文化を異にする人々が集まる都市産業地域には、複合社会に特徴的な格差の構造が存在するのだろうか、という問いである。そこでは、生活戦略を立てようとするニューカマーが遭遇するホスト社会との隔たり、つまり、やや木目の細やかな日常性の相違というべきものが問題になる。スペイン各地の言語や文化を背負って移動する人々に光を当てながら、地域間に存在する格差が人口移動を媒介としてホスト社会の中に織り込まれ、新たな格差の構造となって立ち現れるプロセスを解き明かすこと、それが本書の中核をなす目標である。

目次

序章 スペインの社会動態分析への接近―人の移動と定着を通じてみる格差の相互連関
第1章 地方間の垂直移動から都市間の水平移動へ―スペインにおける人口移動の波は終息したのか?
第2章 人口移動によって歪む人口再生産の地理―出産行動は人口移動を通じて移植されるのだろうか?
第3章 カタルーニャへの人口流入をめぐる言説―カタルーニャへの流入者はいかにして他者となったのか?
第4章 人口流入が蘇らせる産業都市の人口再生産―カタルーニャの中心都市バルセロナの流入者は多産なのか?
第5章 職業集団の中に埋め込まれた出身地集団―カタルーニャで交錯する属性原理と業績原理とは?
第6章 変容する都市空間を生きる出身地集団―バルセロナへの流入者は永遠に異質な隣人なのか?
終章 スペインの社会動態分析が問いかけるもの―結合する格差、変幻する格差

著者等紹介

竹中克行[タケナカカツユキ]
1966年大阪府生まれ。1998年東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。現在、愛知県立大学外国語学部准教授、博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品