内容説明
産業・組織心理学(Industrial/Organizational Psychology)は、人々が仕事に取り組む際に直面するさまざまな問題の解決を目指しています。本書では、産業・組織心理学の研究によって検討され、明らかにされてきたことがらを、わかりやすく整理して、学習できるように構成しました。仕事をするときに直面する問題の解決に、産業・組織心理学が培ってきた知見が生かせるようにしています。
目次
1 産業・組織心理学の歴史とテーマ
2 ワーク・モティベーション
3 採用と面接
4 人事評価
5 キャリア発達
6 職場のコミュニケーションと人間関係
7 リーダーシップ
8 消費者行動とマーケティング
9 仕事の能率と安全
10 職場のストレスとメンタルヘルス
著者等紹介
山口裕幸[ヤマグチヒロユキ]
1958年生まれ。九州大学大学院人間環境学研究院人間科学部門心理学講座准教授
金井篤子[カナイアツコ]
1959年生まれ。名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たかこ
4
教科書。広く浅くまんべんなく。2019/01/29
富士さん
0
業界研究や企業研究に使える理論がすぐに欲しかったので近所の丸善を物色してチョイスした本。組織に所属している人がどのように集団全体に社会化され、集団を構成していくのかが実務に沿って解説してあるので参考になりました。このシリーズの特徴として見開き2ページ1単位で辞典的な使い方が出来、著者の関心に特化出来ないので広く先行研究をサーチするのに便利でした。社会学プロパーの人なのですが、このジャンルの社会学がどうも社会全体の動向に偏っているように感じて、私にはむしろこちらの方が社会学っぽい気がします。2017/01/31
Daito Sugimoto
0
経験と結びつかないと意識できないものが多い分野と思う。学んだこととしては、革新型リーダーとしての資質を伸ばすことを意識したい。また引用される論文の著作年が古いものが多かったが、新しい研究では信頼性に欠けるのだろうか2016/12/12