日本の200年〈上〉―徳川時代から現代まで (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 391,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622076964
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C1021

出版社内容情報

江戸の混迷から昨年の総選挙まで、歴史の流れを魅力的に語る。新版では、リーマンショック、東日本大震災、政権交代を新たに論じる。

日本語版へのまえがき(2013年1月)
まえがき
序章 過去が遺したもの

第一部 徳川体制の危機
第1章 徳川政体/第2章 社会的・経済的転換/第3章 徳川後期の知的状況/第4章 討幕

第二部 近代革命 1868-1905
第5章 武士たちの革命/第6章 参加と異議申し立て/第7章 社会、経済、文化の変容/第8章 帝国と国内秩序

第三部 帝国日本  興隆から崩壊まで
第9章 経済と社会/第10章 戦間期の民主主義と帝国

内容説明

アジアの人びとと共有できる開かれた日本史は可能か。英語圏では学生たちが教科書として読み、各国語版も刊行。ロングセラーの旧版を大幅に改訂増補。

目次

過去が遺したもの
第1部 徳川体制の危機(徳川政体;社会的・経済的転換;徳川後期の知的状況;討幕)
第2部 近代革命―1868‐1905(武士たちの革命;参加と異議申し立て;社会、経済、文化の変容;帝国と国内秩序)
第3部 帝国日本 興隆から崩壊まで(経済と社会;戦間期の民主主義と帝国)

著者等紹介

ゴードン,アンドルー[ゴードン,アンドルー] [Gordon,Andrew]
1952年ボストンに生まれ、1984年ハーヴァード大学で博士号取得。デューク大学教授を経て、1995年以降ハーヴァード大学歴史学教授。1998‐2004年と2011‐2012年、同大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所所長。専攻日本近現代史、とくに労使関係史、社会・政治史。現在、同大学を中心にアメリカ、日本の関係機関と協力し、「2011東日本大震災デジタルアーカイブ」の構築と運営を主導する。著書Labor and Imperial Democracy in Prewar Japan(1991)(ジョン・キング・フェアバンク賞受賞)、他

森谷文昭[モリヤフミアキ]
1942年生まれ。日本社会研究の国際学術雑誌Social Science Japan Journal(オックスフォード大学出版局刊)の翻訳担当アシスタント・エディター等を経て、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

22
徳川期の政治体制は持続的で、長期平和。 都市と農村の文化生活は創造力に溢れていた(39頁)。 飯田市の飯田は、荷馬は1日1000頭(50頁)。 塾、研究・学習グループで、政治哲学、経済学や農学 の議論をした(172頁)。 現代も、このような勉強会はTPP関係でも極めて重要である。 女工哀史の写真(214頁)は、写真用であって、 実際は、長時間低賃金労働で、髪を振り乱して 働かされていたのである。 日清戦争で戦死した主の遺品を前に、 妻子が悲しむ松井昇作「かたみ」(1989年)の教科書検定  2014/03/28

なにょう

12
難しい本だった💦しかしながら日本のここ200年を概観するのに読んでおきたい本である。★過日、中文版を読む機会があり日本語版で読み直す機会を狙っていた。図書館閉鎖の危機にあたり手にとったが、しかし。真面目な真面目なお話で消化に時間がかかった。がしかし、お気軽、お手軽、入門編はあるがじっくり読ませる日本の近現代史はありそうでなかなかない。江戸期、幕末期も面白いが明治期、大正期も面白い。来年度の渋沢さんの大河ドラマに期待する。2020/05/17

ヤギ郎

12
徳川幕府の成立から大日本帝国の勃興まで。日本史の「流れ」に重きを置いた概説書。学者が書いた歴史書というものをほとんど読んだことがないので,学問の視点から歴史の流れをみつめるのは新鮮だった。知識量は教科書よりも劣るが,その知識の関連性を分析しているので,とても勉強になる。暗記の日本史というより,考える日本史で,私好みの一冊だ(暗記きらーい)。下巻は大日本帝国から現代日本までをみつめる。2017/12/18

takao

3
ふむ2024/04/25

yagian

2
ハーバード大学の日本史学者が、日本史を学ぶ大学生、大学院生向けに書いた日本近代史。日本固有の近代の歴史としてではなく、世界各国で展開された近代化の一つの事例として日本の近代化の歴史を書いたとのこと。一歩引いた観点から客観的に書かれているという印象がある。2015/02/13

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