出版社内容情報
人間本来の力は考えることにある。つまらぬ知識は忘却すべし。雑誌「みすず」に連載されたエッセーを核にした論集。
内容説明
現代の人間にとって、記憶以上に大切なものは忘却である。コンピューターにはまちがっても選択的忘却という芸当はできない。知的肥満をおさえ、頭のはたらきをよくする50のヒント。
目次
ことばの殻
青い山
木石
耳と目
第七感
二本脚
外れる
習慣
サイレント・キラー
ふたつの「私」〔ほか〕
著者等紹介
外山滋比古[トヤマシゲヒコ]
1923年愛知県に生まれる。47年東京文理科大学英文科卒業。同大学特別研究生修了。51年雑誌「英語青年」編集長。ついで「英語文学世界」「月刊ことば」を創刊、編集。その間、56年東京教育大学助教授、68年お茶の水女子大学教授。89年同大学名誉教授、同じく昭和女子大学教授。99年同大学退職。62年文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ようこ
4
きちんとしているけれど硬くない、分かりやすいけど砕けない、One sittingで読み切る上質な文章が詰まった一冊。著者の頭の中の滋味を文章というもので味わい、こちらの考える力を引き出してもらう本。2011/07/14
メルセ・ひすい
2
10. 31 お茶大名誉教 雑文 現代の人間にとって、記憶以上に大切なものは忘却である。コンピューターには間違っても選択的忘却という芸当はできない。知的肥満をおさえ、頭のはたらきをよくする50のヒント。2008/09/17
Yoshi
2
知的メタボリック症候群という概念について考えさせられた。2009/08/20
さへ
2
観察力がある著者である。2009/07/16
quaint1719
2
随筆。「忘却の力」について書かれているのは少し。でもたくさんの気付きがありました。2009/03/08
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