出版社内容情報
社会貢献をしながらいかにビジネスとして成立させ、企業価値を高めていくかについての事例を紹介し、その現状と課題を明らかにする。
目次
第1部 進化するCSR(グローバル化するCSR―ISO26000と進化するCSR;CSRを超えて―マイケル・ポーターのCSVにみるCSRのイノベーション・アプローチ)
第2部 戦略的CSRとしての社会貢献(ビジネスと社会貢献の近接と統合―戦略的CSRモデルと実践;マイクロソフトにおける戦略的CSRと社会貢献;戦略的社会貢献とマーケティング)
第3部 ファイナンスを通じた社会貢献と社会的価値評価(戦略的社会貢献と金融―社会を変えるソーシャル・ファイナンスの可能性;インパクト・インベストメントによる公共サービス改善の可能性―ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)を中心に
社会的プロジェクトの社会的価値評価手法のあり方―社会的投資収益(SROI)分析の可能性)
第4部 震災復興への企業等の取り組み(復興とソーシャルイノベーション;社会起業家事例における社会的責任と震災復興;「復興の時代」に問われる企業の社会貢献―CSR先進企業の震災対応)
著者等紹介
塚本一郎[ツカモトイチロウ]
明治大学経営学部教授。1995年3月、一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学後、佐賀大学経済学部専任講師(社会政策担当)、同助教授、明治大学経営学部助教授などを経て、2002年4月から現職。専門は非営利組織論及び社会的企業論
関正雄[セキマサオ]
株式会社損害保険ジャパン理事CSR統括部長。東京大学法学部卒業。安田火災海上保険(現・損保ジャパン)入社。システム企画部、社長室、営業開発第一部などを経て2003年CSR・環境推進室長に就任。2009年10月から現職。経団連CBCC(企業市民協議会)企画部会長、「環境と金融に関する専門部会」委員(環境省)、「社会的責任に関する円卓会議」総合戦略部会委員(内閣府)、ISO26000日本産業界代表エキスパートなどを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。