出版社内容情報
組織・個人問わず、最重要課題である危機管理の実務に役立つ内容や事例に絞った、ビジネスマン向け必携書。
目次
第1章 リスク危機マネジメントとは?
第2章 リスク危機マネジメント対象領域の整理
第3章 リスク危機マネジメント学とリスク危機マネジメント論
第4章 リスク危機マネジメントを意識して行うことが必要な時代
第5章 リスク危機マネジメントを行う際の基本認識
第6章 リスク危機マネジメントを行う時の考え方
第7章 リスク危機マネジメントの体系的マネジメントの実施
著者等紹介
宮林正恭[ミヤバヤシマサヤス]
1967年東京大学卒業、通商産業省、科学技術庁、在ワシントン日本大使館、宇宙開発事業団、理化学研究所などに勤務。イラン石油化学プロジェクトの失敗の後始末とサウジアラビア石油化学プロジェクトの開始への参画、スリーマイルアイランド原子力発電所事故の情報収集と報告、H‐2ロケットの開発遅延と打ち上げ失敗の危機対応、阪神淡路大震災の危機対策の支援とそれに続く地震調査予測体制整備、高速増殖炉もんじゅ事故対応、法人における不祥事の始末およびリスク危機業務など、多様なリスク危機マネジメント業務に深くかかわった。科学技術庁局長、理化学研究所理事などを経て2004年、千葉科学大学教授・危機管理学部長・副学長。現在、同大学教授。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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メルセ・ひすい
3
近年発生した企業危機、重大事故は組織内のリスク危機マネジメントのけいしからきている。それの最たるものが東日本大震災に伴う福島第一原発事故である。…幅広い人々にリスク危機マネジメントの考え方を理解してもらい、その実務への利用を始めてもらうことを期待して、必要と思われる内容のみに絞り込んで書き下ろした書。組織のリスク危機マネジメントに焦点を据えた。2013/05/12
sui
1
リスク危機マネジメントは平常時からトップが先導に立って取組むべきという本。参考になったのは以下 ○リスク危機マネジメントの対象領域 ①セキュリティ:悪意の意図がある情報セキュリティ等 ②セーフティ:悪意の意図がない地震、風水害等 ③生存維持:資源の確保、適切な生存環境の維持 ④不都合回避:組織内の統制問題、不詳事件、資金問題 ⑤投資活動及び新規事業:新事業や新市場進出等 ○想定される被害総額×危機発生確率=リスク量 ○危機時は平常時には想定外のことがほとんど。70点のリスク危機マネジメントができれば十分2018/04/02