同性愛文学の系譜―日本近現代文学におけるLGBT以前/以後

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同性愛文学の系譜―日本近現代文学におけるLGBT以前/以後

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  • サイズ 46判/ページ数 275p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784585291916
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

出版社内容情報

近代以降、同性愛は文学の中でどのように表現されてきたのだろうか?
BL、百合という文脈で語られると共に、一方でLGBTQを考えるための文学としても着目されている同性愛文学。
森鴎外、三島由紀夫、田村俊子、吉屋信子ら近代文学の作家から、松浦理英子、吉田修一、山崎ナオコーラ、村田沙耶香、綿矢りさら現在進行形の作家まで紹介し、明治から平成までの文学史の一側面に光を当てた一冊。

内容説明

「同性愛」という概念の誕生―近代以降、同性愛は文学の中でどのように表現されてきたのだろうか?BL、百合という文脈で語られると共に、一方でLGBTQを考えるための文学としても着目されている同性愛文学。明治から平成までの文学史の一側面に光を当てた一冊。

目次

序章 問題と方法―日本の同性愛文学と「LGBT」
第1章 「同性愛者」以前
第2章 「同性愛者」の誕生―三島由紀夫という分水嶺とその後
第3章 女性同性愛の文学
第4章 間奏 稲垣足穂と森茉莉―二つの抽象
第5章 同性愛文学の現在、あるいは「同性愛者」後の同性愛文学の可能性について
終章 新たな「自由」へ

著者等紹介

伊藤氏貴[イトウウジタカ]
1968年生まれ。文藝評論家。明治大学文学部准教授。麻布中学校・高等学校卒業後、早稲田大学第一文学部を経て日本大学大学院藝術学研究科修了。博士(藝術学)。2002年に「他者の在処」で群像新人文学賞(評論部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

16
まず、著者のこのテーマにおける誠実さが伝わってくる「序章」で一気に引き込まれた。取り上げられた作品としては、三島以前のものが知らないものが多く、また「同性愛者」以前という切り取り方が新鮮で面白く読めました。芥川の未定稿が興味深い。このテーマに関心がある人にはおすすめです。2020/11/17

ハルト

6
読了:◎ 日本近代文学以降の同性愛文学の系譜を辿りながら、過去LGBTに関わった作家たち、文学を扱っている。鴎外、漱石、芥川、太宰、谷崎、川端そして三島と、同性愛を忌避せずにいた、錚々たる作家の名前が列挙されている。衆道・男色時代の《趣味・嗜好》→男から女への性の《通過儀礼》→異常だと思われる《病》→自己の本能《アイデンティティ》→自分の核である《人種》という変遷を経て、現在のLGBTの権利と解放へと至る。文学がLGBTに、今後どんな可能性を示すのか。研究を待ちたい。2020/10/31

みね

3
文学上での扱いはどこから来てどこへ行くのか。社会より少し先を見ている文学がこの先どんな方向へ流れていくのか、それと平行して社会はどのように変わっていくのかこの先見ていたいと思ったし、もはや区別を必要としない考え方の可能性が示されていてとても頷いた。2020/02/24

0
近現代の日本文学から同性愛を読み解く。男性同士の場合は、通過儀礼としての同性愛から病、アイデンティティから人種へ。 文学の中で日本人の同性愛がどう描かれて、そしてこの先どこへ行くのか。レズビアンについても書かれている。 個人的に今、BLがなぜ女性の消費財として隆盛を誇っているのか、が気になるのだけど、それについてはほとんど触れられていない。百合は過去、そんなに男性に消費されていたのか?その辺も調べてみたい。2022/09/06

いたる

0
もぐりで受講させてもらってる科目の先生の著作。三島由紀夫以前の日本文学には、「同性愛」はありふれた心情・行為として描かれていたが、「同性愛者」という《人種》は存在しなかったことを明らかにする。自己を揺さぶられる読み物だった。おすすめ。 2021/07/06

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