テーマで読む源氏物語論〈4〉紫上系と玉鬘系―成立論のゆくえ

テーマで読む源氏物語論〈4〉紫上系と玉鬘系―成立論のゆくえ

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  • サイズ A5判/ページ数 549p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784585290063
  • NDC分類 913.36
  • Cコード C1395

内容説明

『源氏物語』は現在の巻順どおりに書かれたのだろうか?『源氏物語』は一個の長篇小説なのだろうか?阿部秋生・武田宗俊・風巻景次郎らの仮説を再検証し、物語研究の概念を根本から問い直す。

目次

総説 “『源氏物語』はどのように出来たのか?”を考えるために
第1部 紫上系・玉鬘系の発見(源氏物語執筆の順序―若紫の巻前後の諸帖に就いて;源語成立攷―擱筆と下筆とについての一假説;源氏物語の構成;源氏物語の最初の形態;源氏物語の最初の形態再論;源氏物語の成立に關する試論―紫と紫のゆかりの物語)
第2部 成立論に対する疑問と総括(源氏物語の主題とその成立過程;武田宗俊氏著「源氏物語の最初の形態」の検討(抄)
結語
宇津保物語は合作か?
源氏物語成立論の争点
源氏物語の成立)
第3部 成立論の可能性と概念の変革(あて宮物語と忠こそ物語―宇津保物語首部三巻の巻序と成立;紫上系と玉鬘系;源氏物語の成立と構想;夕顔以前の省筆;蓬生巻の「めづらし人」―物語異文の形態学的研究)

著者等紹介

今西祐一郎[イマニシユウイチロウ]
京都大学文学部卒業。博士(文学)。国文学研究資料館館長

室伏信助[ムロフシシンスケ]
國學院大學大学院修了。文学博士。跡見学園女子大学名誉教授

加藤昌嘉[カトウマサヨシ]
大阪大学大学院修了。博士(文学)。法政大学文学部准教授

中川照将[ナカガワテルマサ]
大阪大学大学院修了。博士(文学)。皇學館大學文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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