出版社内容情報
創建から百年を迎えた明治神宮は世界における日本の窓である。飛行機乗り、革命家、占領者、日系移民、大統領など、この森を通り過ぎた外国人たちを通して、その歴史を通覧する。
内容説明
二〇二〇年十一月一日、明治神宮は鎮座百年祭を静かに迎えた。近年、外国からの訪問客が参拝者の多くを占めるこの森は、日本における世界の窓、世界における日本の窓でもある。飛行機乗り、革命家、占領者、日系移民、大統領など、百年のあいだに明治神宮を通り過ぎていった外国人たち。明治神宮を舞台に、日本と世界が交錯する百年の物語。
目次
序章 明治神宮の誕生
第1章 世界が空に夢中だったころ―飛行機乗りたち
第2章 独立運動の志士は祈った―革命家たち
第3章 スポーツの戦後と外苑の行方―占領者たち
第4章 絵画館にみる美術と戦争―続・占領者たち
第5章 祖国への眼差し―日系移民たち
第6章 参拝の向こう側―大統領たち
著者等紹介
今泉宜子[イマイズミヨシコ]
1970年岩手県生まれ。明治神宮国際神道文化研究所主任研究員。東京大学教養学部比較日本文化論学科卒業後、雑誌編集者を経て、國學院大學で神道学を専攻。2000年より明治神宮に奉職。07年、ロンドン大学SOASにおいて明治神宮に関する学位論文で博士号(学術)を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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fwhd8325
46
なるほど、明治神宮は日本の象徴的な位置づけでもあるんだと思いました。様々な切り口で語られる明治神宮の物語は、新鮮でした。もう百年、まだ百年。日本の近代史を新鮮な視点で読むことができました。その明治神宮外苑が再勝つのニュースも聞き、複雑な思いでもあります。2022/02/12
Go Extreme
2
明治神宮の誕生 世界が空に夢中だったころ: 航空界の夜明け 空の大航海時代 親善の翼から航空戦力へ 独立運動の志士は祈った─革命家たち 1945・敗戦と明治神宮 スポーツの戦後と外苑の行方─占領者たち: 明治神宮とGHQの人々 戦後スポーツの復活 その場所は誰のものか 絵画館にみる美術と戦争─続・占領者たち: 外苑聖徳記念絵画館の戦争画 占領下の絵画館とCIEの態度 美術をめぐる占領政策 1958・明治神宮の戦後復興 祖国への眼差し─日系移民たち 参拝の向こう側─大統領たち 2020・100年目の明治神宮2021/10/16