平凡社新書<br> 人類の起源、宗教の誕生―ホモ・サピエンスの「信じる心」が生まれたとき

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平凡社新書
人類の起源、宗教の誕生―ホモ・サピエンスの「信じる心」が生まれたとき

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582859133
  • NDC分類 162
  • Cコード C0214

出版社内容情報

霊長類学の重鎮と宗教学・キリスト教学の一流研究者による、人類の誕生・発展と宗教との係わりを巨視的なスケールで語った対談の記録。白熱した議論に加え、書き下ろし解説2本も収録する。

内容説明

チンパンジーやゴリラの世界に宗教はあるのか。文明の誕生以前の人類にも宗教的な思考が存在していたのか。私たちホモ・サピエンスが社会をつくりはじめた出発点、ひとがひとであるようになったとき、同時に宗教が生まれた。とても強力な「神や仏を信じる力」はどのように生まれ、これからの人類に、果たしてなにをもたらすだろうか。霊長類学者と宗教学者が戦わせる最新の議論。人類史における宗教の存在に鋭く迫る!

目次

対談(人類は「物語」を生み出した;暴力はなぜ生まれたか;暴走するAIの世界;ゴリラに学べ!;大学はジャングルだ)
補論(人間、言葉、自然―我々はどこへ向かうのか;宗教が迎える新しい時代)

著者等紹介

山極寿一[ヤマギワジュイチ]
1952年東京生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学。理学博士。人類学者・霊長類学者。現在、京都大学総長、日本学術会議会長

小原克博[コハラカツヒロ]
1965年大阪生まれ。同志社大学大学院神学研究科博士課程修了。キリスト教神学者・宗教学者。現在、同志社大学神学部教授、良心学研究センター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bapaksejahtera

13
霊長類学者と宗教学者の対談が前半。後半両者からの補論が展開。類人猿特にゴリラの社会からみた人間の宗教心の発露を前者が述べ、後者がそれを宗教学的立場から補う構成。この中で人間の宗教意識の根源を、人類が森を出て草原生活をする中で生じた生存の為の倫理観、特に公平性の観念に求める下りがあり、妥当と思えた。現代のAIの発達、特に自立型AIには危機感を示す点も納得する。総じて前者が用語の定義付け未熟のままの論述を展開しがちに対し、宗教学者が宗教という用語に注意を払う用心深さを示す。更に科学にも造詣が深い印象が強かった2024/02/13

fseigojp

13
霊長類の知見を倫理や宗教の根源に置くのは危険かも2020/01/03

兵士O

11
この本を読んだ理由は、人間の中にある見えないものを恐れる気持ちや、当たり前に思っている挨拶などの起源は、いつどこでどんな風に生まれたのだろうという疑問からでした。そんな中で、サル学の山極先生の発言は非常に示唆的でした。チンパンジーの強い相手へのおべっか行為など、人間と一緒ですよね。熱帯雨林からサバンナ・草原に移った人類が、強いオスの遠方での狩りに食料を委ねることになり、そのことによりコミュニケーションが拡大したという話も面白かったです。僕らがよく口にする「共感」というものも、そんな所から生まれたんですね。2021/09/18

崩紫サロメ

8
従来西欧では宗教の有無をヒトと動物の境界線としてきたが、動物の中に宗教の萌芽があるのでは、と見直してみる。山極は宗教の起源は共存のための倫理(エシックス)であるとし、そこから人間独自のエシックスに発展したとする。人間は集団から離れてもまた戻ることができるという特殊性を持ち、小原は「不在者の倫理」から死者との交わりが生まれるとする。両者の著書を読んでいればそれほど新しい話ではないが、対談ということもあり、入門書として読みやすいものになっている。2019/09/25

すうさん

7
山極氏は、霊長類の学者の面から、人間の進化、自然と人間、言葉という面から問題を提起し、小原氏は宗教学、哲学者の立場から、宗教の起源や言葉と人間の部分で問題を提起した。実際は人間の起源も宗教の誕生も何もわからないが、「人間」とは「ホモサピエンス」からであり、農耕やムラ、コミュニティの発現とともに「祈り」「宗教」「言葉」が生まれてきた。現代はすべてバーチャルな「幻想」の上に成りたち、「見えないものは意味がない」と思っている。プリミティヴな時代には人が未来という幻想に思いははせて祈っていたことが理解で来きる。2019/07/05

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