平凡社新書
アウトローの近代史―博徒・ヤクザ・暴力団

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  • サイズ 新書判/ページ数 274p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582854053
  • NDC分類 368
  • Cコード C0221

内容説明

幕末期の著名なアウトロー、国定忠治と清水次郎長。二人の行状にこれといった違いはなかったが、忠治は幕府によって処刑され、次郎長は維新後も生きのびて数々の逸話を残した。二人の運命を分けたのは、一体何だったか。それは「お上」に対する姿勢の違いであった―。幕末維新から昭和三〇年代にいたるまで、アウトローと権力の関係に着目した異色の近代史。

目次

序章 アウトローの源流
第1章 国定忠治と清水次郎長
第2章 赤報隊事件の真実
第3章 自由民権運動と博徒
第4章 三多摩壮士の遺産
第5章 スリと警察の癒着
第6章 鶴見騒擾事件の本質
第7章 闇市と闇社会
第8章 アウトローの論理

著者等紹介

礫川全次[コイシカワゼンジ]
1949年生まれ。在野史家。歴史民俗学研究会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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お萩

5
闇市の話が興味深かった。尾津喜之助の自伝読みたいけれど絶版で密林でも二万以上...国会図書館...2016/06/17

Masayuki Nakanishi

1
(221ページ) 「日本の黒い霧」は、児玉誉士夫とともに消え去ったわけではない。今は亡き黒幕の精神であった不審な報酬やヤクザとの付き合いなどはいまなお日本の議員の中に広く存在していて、道徳規準ばかりでなく、公共政策にも影響を及ぼしている。2011/08/10

kyomi

0
戦前のスリと警察のなれあいはやれやれ。12017/03/30

hikarunoir

0
アウトローの定義が独特で、そいつらがまだ、あくまで不器用な愚か者だった頃の固い語り口のおとぎ話。スリと警察の癒着はオモロイ。2013/02/02

Harutomo Ueda

0
アウトローには、権力型アウトローとやくざ型アウトローとがあり、近代史の中で両者は密接な関係を持ち、時には立場を入れ替えながら、社会の一端を担ってきていた…という内容でした。2012/06/08

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