商業空間は何の夢を見たか―1960~2010年代の都市と建築

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商業空間は何の夢を見たか―1960~2010年代の都市と建築

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  • サイズ A5判/ページ数 269p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784582837391
  • NDC分類 518.8
  • Cコード C0036

出版社内容情報

バブル前夜、街の賑わいは商業空間が作り出した。カウンターカルチャー、「広場」、コンセプト型建築をテーマに三者が読み解く。

三浦 展[ミウラ アツシ]
消費社会研究家

藤村 龍至[フジムラ リュウジ]
建築家。東京藝術大学建築科准教授

南後 由和[ナンゴ ヨシカズ]
明治大学専任講師

内容説明

商業ビルが都市と広場をつくった時代。60~70年代に生まれた近代都市への疑念と新しい街づくり志向、80年代以降の郊外につくられた「虚構」の空間、そして、つねに模索されてきた「日本的広場」…。商業は何をつくれたか、つくれなかったか。浜野安宏氏、陣内秀信氏へのインタビューも収録!

目次

第1章 システムに対する反抗―商業施設にとっての七〇年代あるいはパルコ前史
浜野安宏氏インタビュー―一九六八年から都市と建築の未来を考える
第2章 商業施設に埋蔵された「日本的広場」の行方―新宿西口地下広場から渋谷スクランブル交差点まで
陣内秀信氏インタビュー―「広場」を、あらためて問う
第3章 八〇年代埼玉という場所―「コンセプトの時代」の一断面
終章 商業空間と都市・郊外のこれから

著者等紹介

三浦展[ミウラアツシ]
1958年生まれ。パルコのマーケティング情報誌『アクロス』編集長、シンクタンク勤務を経て、99年カルチャースタディーズ研究所設立

藤村龍至[フジムラリュウジ]
1976年生まれ。建築家。RFA(藤村龍至建築設計事務所)主宰。東京工業大学大学院博士課程単位取得退学。東京藝術大学准教授

南後由和[ナンゴヨシカズ]
1979年生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。専門は社会学、都市・建築論。現在、明治大学情報コミュニケーション学部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ドン•マルロー

11
渋谷パルコとともに始まった商業空間の夢が、複数の識者たちによって時代の変遷とともに語られる。広場的な空間から、街の創造、そしてゲリラ的な催しに群集が集まる現代へと論考は繋がっていく。本書を読み終えて間も無く、渋谷パルコがリニューアルオープンをしたというニュースが飛び込んできた時は何か運命じみたものを感じた。商業空間にとって新たな時代の幕開けとなるのか、あるいは回帰に過ぎないのだろうか。2019/11/24

tkm66

1
この手の事を50年分語るには当然50年後に突っ込まれるのを覚悟しての各論だとは思うが、<書いておかなければ忘れられてしまうのだから書かざるを得ない>ともしみじみ思うので文句は言いません。2017/10/08

鯨、或は山田

1
最後のまとめの対談が示唆的。商空間は物理的なスペースが常に問題になっていた。そこを均質なハコにするかウェブ上に上げるか。そこでは顧客の動線や時間の過ごし方よりプライオリティが高くなってしまうものがある。そこに注力していたセゾングループの衰退をそう捉えているのだろうな。2017/09/03

toshiki

0
1980年代のパルコ、西武の勢いがあった渋谷近辺は散策すること自体が楽しかった。amazonはニッチなロングテールを扱うことが強みだが、それは通販という無限空間があるから実現できることだ。リアルな有限空間でヘッドとロングテールを共存させることは難しいが、楽しい街づくりの重要な要素である。新築の箱ものは経済原理に任せれば自然に成立するが、ロングテールの方は、ガード下や古いビルをリノベーションするなど賃料を安くする工夫が必要だと思った。2017/03/09

Hiromu Yamazaki

0
都市論における渋谷パルコの意義は十分に認められるのだが、渋谷パルコを作り上げたかつての西武や、それを賞賛しつつ現在の商業文化を批判する三浦展に気を遣った体裁に感じられ、南後の論文が全体の中でかなり浮いてしまっているように思う。南後論文の新宿地下通路や万博広場を参照しながらの渋谷スクランブル交差点への考察はかなり興味深い。2017/02/11

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