出版社内容情報
バブル前夜、街の賑わいは商業空間が作り出した。カウンターカルチャー、「広場」、コンセプト型建築をテーマに三者が読み解く。
三浦 展[ミウラ アツシ]
消費社会研究家
藤村 龍至[フジムラ リュウジ]
建築家。東京藝術大学建築科准教授
南後 由和[ナンゴ ヨシカズ]
明治大学専任講師
内容説明
商業ビルが都市と広場をつくった時代。60~70年代に生まれた近代都市への疑念と新しい街づくり志向、80年代以降の郊外につくられた「虚構」の空間、そして、つねに模索されてきた「日本的広場」…。商業は何をつくれたか、つくれなかったか。浜野安宏氏、陣内秀信氏へのインタビューも収録!
目次
第1章 システムに対する反抗―商業施設にとっての七〇年代あるいはパルコ前史
浜野安宏氏インタビュー―一九六八年から都市と建築の未来を考える
第2章 商業施設に埋蔵された「日本的広場」の行方―新宿西口地下広場から渋谷スクランブル交差点まで
陣内秀信氏インタビュー―「広場」を、あらためて問う
第3章 八〇年代埼玉という場所―「コンセプトの時代」の一断面
終章 商業空間と都市・郊外のこれから
著者等紹介
三浦展[ミウラアツシ]
1958年生まれ。パルコのマーケティング情報誌『アクロス』編集長、シンクタンク勤務を経て、99年カルチャースタディーズ研究所設立
藤村龍至[フジムラリュウジ]
1976年生まれ。建築家。RFA(藤村龍至建築設計事務所)主宰。東京工業大学大学院博士課程単位取得退学。東京藝術大学准教授
南後由和[ナンゴヨシカズ]
1979年生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。専門は社会学、都市・建築論。現在、明治大学情報コミュニケーション学部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ドン•マルロー
tkm66
鯨、或は山田
toshiki
Hiromu Yamazaki