平凡社ライブラリー<br> サーカスが来た!―アメリカ大衆文化覚書

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サーカスが来た!―アメリカ大衆文化覚書

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  • サイズ 文庫判/ページ数 375p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582767865
  • NDC分類 790.253
  • Cコード C0376

出版社内容情報

ターザン、ハリウッド、西部劇、そしてサーカス。大衆文化はつねにアメリカ史を動かしてきた。その魅力をあますところなく論じた不朽の名作。日本エッセイスト・クラブ賞受賞作。

内容説明

「エリート文化と大衆文化は絶えず衝突しあいながら、同時に交流もしあって、アメリカ文化という一つの総合体を作ってきた」ハリウッド、西部劇、ミンストレル・ショー、ターザン、講演興行、そしてサーカス。アメリカ人につねに夢と希望を与えてきた大衆文化。その魅力と興亡を論じた、アメリカ文化研究不朽の名作。日本エッセイスト・クラブ賞受賞作。

目次

サーカスが来た!―世界の驚異を運ぶ機関
オペラ・ハウスで今夜―大衆演芸の世界
さすらいの教師たち―にぎやかな講演運動
ガンファイターへの夢―ダイム・ノヴェルから西部劇へ
ターザンの栄光と憂鬱―二十世紀のヒーロー
ハリウッド、ハリウッド―希望の星かがやく「聖林」
ジープに乗って山こえて―わがアメリカ大衆文化

著者等紹介

亀井俊介[カメイシュンスケ]
1932年、岐阜県中津川市生まれ。アメリカ文学者、比較文学者、アメリカ文化研究者。東京大学文学部英文科卒。同大学院人文科学研究科比較文学比較文化専攻博士課程修了。文学博士。東京大学助教授、同教授、東京女子大学教授などを経て、岐阜女子大学教授、東京大学名誉教授。1971年、『近代文学におけるホイットマンの運命』により日本学士院賞、1977年、『サーカスが来た!』により日本エッセイスト・クラブ賞、1996年、『アメリカン・ヒーローの系譜』により大佛次郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

10
1976年初出。評者はサーカス経営学を志向した時期もあった。子どもの夢というか、大道芸、ピエロといったイメージもある(新聞広告1973年、9頁)。3ドル50セントとか書いてある。私は幼い頃、テントの中一度だけ見た記憶があるが、どうだったか感想までは憶えていない。1830年、アーロン・ターナーのテント・ショー(21頁)。ローマ大競技場の戦車競走は古代サーカスの華(19頁)。20Cはリングリング一家がサーカスの中心とのこと(39頁)。マーク・トウェインは社会批判しても聴衆を楽しませた(158頁)。自分を卑下。2013/09/06

ハチアカデミー

9
テクストからは読み解くことの出来ない、アメリカの大衆娯楽の文化史! サーカス、オペラハウス、講演(講談)など見せ物の成立と受容から、ガン・ファイター、ターザンといったアメリカの夢見た人物像、そして映画まで、人々の愛したアメリカ文化をエッセイ風に論じる。マーク・トウェインが壇上で人々に話をすることで生活資金を稼いでいた(その道ではメルヴィルは人気が出なかった)ように、その影響は当然文学にも及ぶ。さらには、教会での牧師の談話とも関わるし、80年代以降のラップにまで連なる。文化史の見本のような一冊である。2013/08/12

ズバリ

2
サーカス、西部劇、ターザンなどの大衆文化から見たアメリカ。「さすらいの教師たち」の章、アメリカでは19世紀に講演会の聴講が流行したとのこと。マーク・トウェインも講演者としてかなり稼いだらしい。教会で説教を聞く文化があるアメリカらしいなと思った。亀井先生の他の著作にも出てくる「アメリカのアダム」論にも触れている。アメリカの映画や小説をもっと知るのにも、この論はすごく有意義だと思う。2013/06/11

shamrock

1
アメリカショービズ界の歴史ともいえる。アメリカ文学を読む機会が多く、今後の理解を深めるのに役に立つかと思う。2013/10/03

スプリント

1
アメリカの大衆文化について黎明期のサーカスからハリウッドまで語られています。人物と作品の説明も豊富なため本書から様々な知的派生を楽しむこともできる良書です。2013/08/14

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