スピリチュァリティ教育のすすめ―「生きる意味」を問い「つながり感」を構築するための本質的教育とは

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スピリチュァリティ教育のすすめ―「生きる意味」を問い「つながり感」を構築するための本質的教育とは

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  • サイズ B6判/ページ数 339p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569707303
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0030

出版社内容情報

子どもたちの生き方が劇的に変わる本。

教育の現場で解決できない「自殺」「不登校」「引きこもり」「暴力」「いじめ」などの問題に対する解決方法を提示する新しい教育読本。

吉田教授(筑波大学人間総合科学研究科)は、ある日、学生が大学の建物から落下する瞬間に遭遇し、教育の限界を感じる。自殺、引きこもり、いじめ、親殺し、子殺し――教育、子育てに関する様々な問題が起こるのはなぜか。それは現在の教育が「何のために生きているのか」「なぜ、自殺してはいけないのか」「なぜ、いじめてはいけないのか」といった子どもが持つ根本的な問いに、きちんとした解答を出していないからではないのか。現在の学校教育に疑問を持つ教育学者・吉田教授と170万部のベストセラー「生きがい論」シリーズの著者・飯田教授が、教育の新しい地平を切り開く可能性――科学的スピリチュァリティ教育――を探ったのが本書である。明るく愛の満ちた社会、学校を創造するために、子どもたちを導く道案内人である教師や親たちが、生きる意味を子どもにどう伝えたらいいか、そのノウハウを具体的に伝授する。生きがい教育指南の決定版。

●プロローグ ~命を絶つ若者たちを救うために(吉田武男) 
●はじめに スピリチュァリティ教育の必要性と効果(飯田史彦) 
●第一章 スピリチュァリティ教育の基本原理(飯田史彦) 
●第二章 スピリチュァリティ教育をめぐる諸問題(吉田武男) 
●第三章 スピリチュァリティ教育の実践方法(飯田史彦) 
●エピローグ ~「より価値ある人生を創造するための教育論」を目ざして(吉田武男) 
●おわりに ~勇気をもって、使命感のままに、堂々と問いかけよう(飯田史彦)

内容説明

もしも、私たちの人生の奥に、このような意味深い仕組みが隠されていると仮定してみたら、私たちの生き方が、どのように変わってくるでしょうか?総計170万部のベストセラー「生きがい論」シリーズの著者と、シュタイナー教育学研究の第一人者が、生きる意味を見失った現代人たちを希望へと導く、新時代の「科学的スピリチュァリティ教育」を高らかに提唱。

目次

第1章 スピリチュァリティ教育の基本原理(人生観と「生きがい」との関係;人を救う三つのケア;スピリチュァリティ教育の基本概念 ほか)
第2章 スピリチュァリティ教育をめぐる諸問題(主として教育の基礎に関するもの;主として乳幼児期に関するもの;主として児童期に関するもの ほか)
第3章 スピリチュァリティ教育の実践方法(スピリチュァリティ教育に望まれる思考方式;スピリチュァリティ教育の問題点;科学的スピリチュァリティ教育の成功条件 ほか)

著者等紹介

飯田史彦[イイダフミヒコ]
1962年、広島県生まれ。経営心理学者、いのち作家、音楽療法家。本書初版時の肩書は福島大学経済経営学類教授(人事管理論・経営戦略論を専攻)であるが、2009年3月で教授職を辞し、長年の夢であった、「誰のいかなる悩みに対しても、完全なる守秘責任のもと、飯田自身が2時間以上をかけて無償でカウンセリング&スピリチュアル・ケアを行う」という、画期的な研究所を設立する。長年にわたり、各地の医療・福祉・教育機関からの依頼に応じ、ボランティア&チャリティ活動として、「人生の意味や価値」に関する講演を行ってきた。医師の学会や研究会、各地の看護協会での講演も多数にのぼり、その講演会は、医師会の正式な単位認定講座にも指定された。ひとりの研究者として、あらゆる思想・宗教団体からの中立を守っている

吉田武男[ヨシダタケオ]
1954年、奈良県生まれ。筑波大学大学院人間総合科学研究科教授。博士(教育学)。専門は、道徳教育学。大学院博士課程では道徳教育学関係科目を、大学では教育学類の専門科目および全学類向けの教職科目(道徳教育、特別活動)を担当している。長年にわたって、シュタイナー教育についてマイペースで研究している。最近は、現実の教育問題をすべて個人の心の問題に還元して解決を図ろうとする心理主義の風潮、別な言い方をすれば、シュタイナー教育でいうところの「精神」ないしは「霊」(ドイツ語のGeist、英語のspirit)に当たる人間の本質的な部分を探究することなく、表象的な心の諸相やその研究にただ振り回されている教育界の風潮に対して、警鐘を鳴らし続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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