図説 人口で見る日本史―縄文時代から近未来社会まで

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  • サイズ A5判/ページ数 229p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784569692043
  • NDC分類 334.2
  • Cコード C0021

内容説明

増加・減少の要因とは?歴史人口学が日本の姿を明らかにする。

目次

序章 日本列島1万年の人口史
第1章 縄文時代―平均寿命は15歳程度
第2章 弥生時代から奈良時代―人口の70%~90%が渡来人の子孫!?
第3章 平安時代から安土桃山時代―歴史人口学の暗黒時代
第4章 江戸時代前期―1世紀で人口は2倍以上に
第5章 江戸時代中・後期―少子化と晩婚化の時代
第6章 幕末・維新期―増大する農村人口
第7章 明治時代―近代都市の誕生
第8章 大正・昭和前期―人口過剰、そして海外移民が急増
第9章 戦時期と戦後期―戦争、引き揚げ、ベビーブーム
第10章 現代(昭和後期・平成期)―なぜ人口は減少したのか
第11章 日本人口の将来―未曾有の超高齢化と人口減少
第12章 世界人口の過去と未来

著者等紹介

鬼頭宏[キトウヒロシ]
1947年、静岡県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。同大学院経済学研究科博士課程満期退学。慶應義塾高等学校教諭、上智大学経済学部助教授を経て、上智大学教授。専攻は日本経済史。前近代日本の人口と経済に関する著作、論文が多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Haruka Fukuhara

2
流し読み。人口の変化の流れやそれにまつわる色々なデータが載っていて面白かった。人口が1億人を突破したのはそう遠い昔ではない(1970年頃)こと、戦前に限らず戦後も人口増加は懸念事項であった(1950年代が人工妊娠中絶数のピーク)ことなど、少子高齢化・人口減少が大きな課題となっている今から見るとすこし不思議な気がしてしまう。2017/03/29

私的読書メモ3328

1
正に直面している一大問題、少子化によって関心の高まっている人口問題を、その歴史から眺めていく本。面白かったです。2022/08/03

Junichi Wada

1
読みやすい内容で興味がある人は一読するのもよい。2005年には日本の総人口は減少に転じた。このまま推移すると2050年代には1億人を切ってしまう。  今、懸命に政府も少子化対策を乗り出しているように見えるが、今から人口維持に必要な出生率2.07にすることができても、人口が維持できるようになるには30年程度の時間が必要だそうだ。2055年には2.5人に一人が高齢者になるそうで、ちょうど私もそのころには高齢者の仲間入りだ。2009/06/06

te_R9

0
なかなか類書のない切り口なので面白かった.古代から中世の日本人口を知りたくて読んだけど推定の仕方から解説してるのでわかりやすかった.面白かったのは15歳以上の平均余命でも昔は短かったということが改めてわかって意外だった.昔は乳幼児死亡率がべらぼうに高かったからそのために平均寿命が短いんじゃないのとずっと思っていたけどそうでもなかったということで.2015/06/24

黒胡麻

0
日本の人口は過去から現在に向かって常に増大してきたわけではない。農耕、経済、工業など新たな文明システムが登場した時代は人口が飛躍的に増え、そのシステムが普及し、養いうる人口の限界に達すると、停滞、減少の時代を迎える。 現代日本は工業化社会システムが限界を迎えたための少子化である。日本は新たなシステムを生み出してこの時代を乗り切れるのだろうか2012/11/13

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